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「どれにしようかな…」
お酒って色んな種類があるから夜ご飯のメニュー並に決めるのにに時間がかかる
「これとこれにしよ…お願いします」
店員「はい、700円です」
「はーい…」
店員「300円のお返しです。ありがとうございます」
いつも居る店員さんにお会計をしてもらい、すぐにコンビニを出た
「ふぅ…」
外は既に暗くなっていて、薄らと月が見える
満腹になれば何でもいいとは思っていたけど、夜ご飯がチキンとなると話は別
「早く届かないかな〜…」
《キム・Aっ…》
歩いているといきなり後ろから名前を呼ばれた
こういうのはスルーが一番なのに、私は足を止めて反応してしまった
《今日もレッスンお疲れ様…》
「…」
《また男達と歩いてたけど…あれ、お酒飲むの？》
「…」
《最近よく飲んでるよね…ここで買って》
レッスンからの帰り道、感じた違和感はこの事だったのか…
このままずっと絡まれるよりは…走って逃げた方がマシ
「っ…」
《あっ…》
私は走ってその場から逃げた
よかった履きなれたスニーカーで
でもこのまま宿舎に帰るとメンバー達にも被害が及ぶかもしれない…
「どこかっ…隠れられる場所っ…」
一時的に視界に入った路地裏に身を隠して、男がいなくなるまで待つことにした
「最悪…チキン来ちゃうじゃん…」
ﾋﾟｺ
필릭스チキン届いたよ
필릭스💙
ほら来ちゃったよ
Aまだお酒が決まらなくて
Aごめん急いで帰るね
はぁ…
あの男まだ居
《見つけた》
＿
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作者名：k | 作成日時：2024年2月3日 11時
