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《ねぇ1人？よかったら遊ばない？》
あぁ…仕事終わりで疲れているというのに、こんな人の相手なんて出来る訳が無い
《お姉さん美人だね？…無視はよくないでしょ》
「ちょっと」
《お、やっと喋ってくれたㅋㅋ》
この時間はいつも人通りが少なくなるから、周りを見回しても風の音が聞こえてくるだけ
《ねぇ、もしかして誰か待ってるの？》
手を振り払おうとしても掴む力が強いせいで全然離れない
《お姉さんそろそろ話してくれてもい…》
＿「お待たせっ」
「…え」
＿「ごめん遅れて…この人は？」
《ちっ…》
男は舌打ちをして離れていった
「…あの」
＿「ダメでしょすぐに走って逃げないと」
「…はい」
＿「最近変な人多いから気をつけて、じゃ」
そう言ってすぐに走って行ってしまった
上下黒い服にマスクと帽子
走って行く姿を目で追うと、まるで黒い塊が動いているように見える
「…ありがとうございました」
バスは1本逃してしまったけど、ちょうど次のバスが来たからすぐに乗って家へ帰った
＿
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作者名：k | 作成日時：2024年2月9日 1時
