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「最近、朝は調子良いのに午後からは波があって安定しないね」
staff「…肌の調子がですか?」
「違うよお客さんが…ってスマホ見てたのね」
staff「ごめんなさいお客さん居ないからいいかなって…でも見てくださいAさん」
「ん?…クッキー?」
staff「はい、推しが食べたみたいです。うちのクッキーとそっくりじゃないですか〜」
「まぁチョコも入ってるみたいだけど…」
staff「なんか嬉しくないですか?今目の前にある物を推しも手にしてる所…しかもこうやって写真を送ってくれて…遠い存在なのに親近感っていうか」
親近感…
「ごめん推しがいないから分からない…」
staff「ですよね、分かってましたㅋㅋ」
「確かに似てるねうちのクッキーと」
staff「ですよね!これAさんが今日作ってきてくれたやつ…もう同じにしか見えません」
今日、少し早めにお店に着いたから冷蔵庫にあるもので軽く作ってみた
遊び心で何枚かだけチョコの他に苺も加えて可愛くし…
staff「…Aさん?」
「似てる…」
staff「はい…似てますよね?」
向けられたスマホの写真を再度よーく見てみるとクッキーに苺のような赤い粒がある
これは偶然?ただ本当に似ているだけなのか…
「…あ、ごめんねㅋㅋ」
まぁ苺を入れるなんてよくある事だと思うし
私と同じ考えの人が同じタイミングで作ったに違いない
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作者名:k | 作成日時:2024年2月9日 1時