Fascination × Kazuma Kawamura step4

Fascination × 165 ページ15

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Kazuma side.









オートロックを解除して


北人と上下で半分こしてるシューズクロークに


履いてたブーツをしまって



なんせ１６人もいるから


履いてた靴はすぐにしまうのがルール。




壱馬「陸さん明日って午後からで大丈夫っすよね？」




陸「そう！２時から！」




壱馬「了解っす、レコーディングのあとリハ？」




陸「そう！」




壱馬「はーい」




北人「明日のリハAも一緒だよね」




壱馬「そうやろな 笑」




北人「大丈夫かな、めっちゃ練習してるんだけど浮かれてるからだよ！とか言われたらヘコむ」




壱馬「大丈夫、Aはわかってんで」




北人「うん、じゃあまた明日ね」




壱馬「うん、」




北人「ごゆっくり〜？」




壱馬「やかましいわ」





今日もボイトレを終えて


陸さんと北人と帰宅


リビングには樹が


きっと楽しかった余韻冷めないまま居るんやろな


まわり、ショッパーだらけやもん





壱馬「いつ帰ってきたん？」




樹「まだ帰ってきたばっかりっす」




壱馬「Aは？」




樹「部屋っすよ 笑」




壱馬「なにニヤニヤしてん」




樹「いやぁ？笑」






帰ってきたばっかなら


まだ風呂入ってへんかな



でも帰ってきた樹は


いつにも増して明るい気がする




壱馬「なんかあったん？」




樹「たくさん話聞いてもらいました、なんか壱馬さんがAのこと好きになったの、わかりました」




壱馬「やめぇや？」




樹「違いますよ 笑 ガチの恋愛相談したらだいぶすっきりしました」




壱馬「そっか、それはよかった」





なんや一瞬、Aのこと好きになったんかと思ったけど


樹も樹で想い人がいるみたいやな


それはそれで後々聞こう





樹「いいなぁ彼女！俺も欲しいっす壱馬さん！」




壱馬「だからこれから頑張るんやろ？」




樹「頑張るけど、欲しいものは欲しいっすよ。長期戦になるんで」




壱馬「長期戦？」




樹「はい、まず探すところから始めなきゃ」




壱馬「え？居るんやないの？」




樹「どこにいるかわかんないです、都内なのはそうなんですけど、」




壱馬「ほーん、」





そりゃ付き合ってからだって楽しいけど


見てるこっち側としてはそれまでが楽しい




樹「ほどほどにしてあげてくださいね？」




壱馬「やかましいわ」







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