Fascination × Kazuma Kawamura step2

Fascination × 83 ページ33

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A「不眠症....？」




「そうですね。きっと強いストレスを感じているんだと。」




A「そっか、ありがとうございました。わざわざ家のほうまですみません」






壱馬とまこと翔平が暇だからってトレーニングに行ったあと



マネさんから電話がかかってきて


北人を受け取ってほしい、と




最初全く意味がわからなかったけども


どうやら日頃の過労で倒れたらしい



不眠症か、ストレスか、



ストレスは感じ過ぎちゃうと私みたいになっちゃうから



今日仕事早く終わってよかったねと


心の中で思いながら


私の部屋のベッドで眠る彼の頭をそっと撫でる




最近立て込んでいた仕事も今日はなくてよかった



私が1番優先すべき仕事はこの寮母の仕事なんだから






A「もしもし〜陣くんですか？」




陣「もしもし〜？A家におってよかった」




A「私もよかったです。私の部屋でぐっすり寝てますから心配しないでちゃんとトレーニングして来てくださいよ？」




陣「おん、ありがとうな(笑)もうMV撮りやしトレーニングちゃんとして帰るわ」




A「はーいご飯作って待ってます。はーいじゃあ！」






少し痛んだ金髪と


くっきりついた二重跡


みんなからこぶたって言われる彼のチャームポイントの鼻


薄く開いた唇




私が見てた頃の北ちゃんはいなくなっちゃって


大人っぽくなって、かっこよくなって




こうやって倒れちゃうぐらいに


お仕事頑張って、その姿勢は素晴らしいけど


無理しない程度にやってほしいのが本音





目にかかる前髪を梳くように撫でると


彼の目が少し開いて






北人「..........あれ、A....？」




A「北ちゃん起きた？大丈夫？」




北人「おれ、リハしてた....」




A「北ちゃん寝てて、北ちゃん不眠症だって。今日はちょっと時間あるから寝てて」




北人「Aにダンスすごいねって言われたくて...」




A「北ちゃんは充分頑張ってるよ。頑張り過ぎてるからこうなっちゃったんでしょ」




北人「Aみたいに踊れるようになりたくて、Aに上手いって言われたかった、、」




A「これから一緒に頑張るんでしょ、一緒に上手くなるんでしょ」




北人「..........うん.....Aと一緒に頑張る.....」






また寝始めた彼



私もなんらかの刺激をきっと彼らに与えられてるんだ、と








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