Fascination × Kazuma Kawamura step2

Fascination × 77 ページ27

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A「最初のラップのところとサビは踊ってほしいの」




壱馬「最初のラップ、」




A「難しい？」




壱馬「なんで踊ってほしいん？」




A「ファンの人たちはきっとボーカルも踊ってるのが好きでしょ？ここのラップが終わったらフォーメーション的に散らばっちゃうから最初でしっかり魅せてほしいの」




壱馬「あーわかった。踊れるようにする」






我ながら難しい歌にしてしまったなあと、


それに加えて力矢さんも難しい振りを作ったなあと、






ここのボーカル３人は３人揃って負けず嫌い


ここは北ちゃんもりっくんもがっつり踊ってもらうよ



そんなことを言ったら尚更前のめりで踊ってる






A「あとは壱馬のニュアンスでいいよ？」




壱馬「俺大丈夫？」




A「大丈夫。かっこいいよ」




壱馬「ありがとう。」






ひとしきり教えて、完璧に踊れるようになった彼は


彼もまたKRUMPというジャンルを持っていながらも


ボーカルという立ち位置を持っていながらも



こんなにもかっこよく踊ってしまう。




みんながみんなかっこよくて


キラキラしててイキイキしてて




その中でこんか立ち位置をもらえてすごく嬉しい私と



これからどんどん大きくなっていくみんなに


私は刺激を与え続けることができるのか、と






壱馬「A？携帯鳴ってんで」




A「え？あー....」





ロック画面に映し出される


" G "と一文字



ジェネと私の８人グループのLINE







A「もしもし？」




亜嵐『ねえA？俺の誕生日プレゼントは〜？』




A「年下にまで誕生日プレゼント強請るんですか」




龍友『亜嵐くんちょっと黙って？明日のレコーディングなんやけど朝早くで行ける？午後から撮影入ってん』




A「大丈夫です。涼太さんは声大丈夫ですか？」




涼太『大丈夫。調子良さそう』




玲於『ねえA〜またレッスンしてよ〜』




A「嫌です」




裕太『またご飯行こな〜A』




A「はい！ぜひぜひ！裕太さん大好きです」




玲於『はあ？裕太くんにはなんでそんな懐くわけ？』




A「玲於さん黙ってくださいうるさい」




玲於『は、(笑)』




隼『またコーヒー持ってくね仕事頑張りすぎないでよ？』




A「いつもありがとうございます。待ってます」




メンディー『ちょっと、俺にも喋らせてよ』









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