Fascination × 74 ページ24
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Kazuma side.
俺たちのだと思った彼女は
とても遠い人、だった。
近々、俺だけのにする予定だったのに
無理だ、彼女は遠すぎる。
陸「最初のパートああやって歌うんだね。壱馬?」
壱馬「..........あー、はい?」
陸「まさかあれでラップまでこなすなんて思ってもなかったよA」
壱馬「そうっすね、」
普段から声が綺麗な人だとは思ってたけど
歌うとそれが引き立って
ラップになると少し低めに太めになった声も
もっともっとって、俺を引き込ませる
最初のパート、丁寧にこうやってああやってって
教えてくれてA先生のままだった。
昔の先生だったなんてもっと信じられなくて
でも中身を開けばA先生で、
壱馬「三代目さんたちから面識あるって俺どうしましょう陸さん」
陸「ね(笑)どうしようか」
Aの性格だから本当に惚れ込んだ人たちにしか
自分の歌なんて渡さないと思う。
それに加えて先輩方のあのルックスと声
俺が勝つのなんて不可能に近い。
陸「壱馬は壱馬なりの良さがあるんだから、大丈夫でしょ」
壱馬「..........え?」
陸「たぶんAはわかってるよ。」
ヘッドフォンをつけて北人と向き合うA
俺たちのところにいてほしい
他の人とか先輩方のところとか
Aの能力だって今の俺たちには必要で
Aの存在も俺たちに必要
どうか、どこにもいかないでほしい。
ここにいてほしい。
陸「おーおつかれ北ちゃん」
北人「すっごい歌いやすかった。びっくりしますよ陸さん」
A「普通だよ。」
北人「俺先にパフォーマーたちの方行って振り教えてもらってくる、壱馬どうする?」
壱馬「んー、ここにおるわ」
北人「そう?じゃあ俺行きます。Aに怒られそうだから」
A「あとでみっちり練習してあげる」
陸「Aも休憩しなよ。俺ちょっとひとりで練習する。」
A「ありがとう。終わったら声かけてね」
ほら、北人だって
確実にAの存在がプラスになってる。
Aがいることによって
今までちょっと気が重くなってたりしたことが
こんなにも前向きに向き合ってて
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Kom.(プロフ) - さゆりさん» コメントありがとうございます。意見を頂けるのはありがたいことです。彼女のその時のふるまいは側で見守ってる彼らをそのように扱ったスタッフへの注意と迫る講演時間への焦りに少し取り乱したような様子を書いています。ありがたい意見ありがとうございます。 (2019年12月23日 22時) (レス) id: 43390e139f (このIDを非表示/違反報告)
さゆり(プロフ) - 楽しく拝見させていただいております。ただ一つだけ、スタッフのミスで送る事になった時、なぜ下っ端ヤ○ザみたいな脅しで権力を振りかざすような人になったのか…と興冷めしてしまいました…それ以外は楽しく拝見させてもらってます!楽しみにしてます (2019年12月23日 22時) (レス) id: debeeb9ab5 (このIDを非表示/違反報告)
Kom.(プロフ) - 瑞莉さん» ありがとうございます^^壱馬くん北ちゃん翔吾くんと同い年の22歳です! (2019年8月4日 12時) (レス) id: 43390e139f (このIDを非表示/違反報告)
瑞莉 - すごく大好きなお話で毎日読んでます!質問なんですけどヒロインは何歳設定ですか? (2019年8月4日 11時) (レス) id: ae6a115f27 (このIDを非表示/違反報告)
Kom.(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。恐縮です( ; ; )まだまだ結びませんが最後までよろしくお願いします(笑) (2019年5月5日 6時) (レス) id: 43390e139f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kom. | 作成日時:2019年3月24日 17時