4話 ページ5
凉side
『さっきはありがとうね、春夏冬(あきなし)。』
[いえ。勝手をしてしまい申し訳ございません]
この妖は春夏冬と書いて、あきなしと読む。
神社の辺りに住んでて、幼い頃から守ってくれている。
ちょっと乱暴が過ぎる時もあるけど良いやつだよ。
『んで、ここが今回の?悟。』
「ああ、そうだよ」
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凉side
ギギギ...と音を立てて開く扉は朽ちてしまっていて年季が入っていることを物語る。
悟は外で待機。
俺と春夏冬はコツ、コツと音を立てながら廃ビルに入っていく。
<いbfsっ...frだqghe...fk...!!>
奥に足を進めれば雑魚は目を光らせ襲ってくる。
『はいはい。雑魚は黙ってて』
雑魚の間合いに入り、触れる
『"燃えろ"』
と呟くと4級呪霊は抵抗する間もなく燃え尽きた
『春夏冬。』
[分かりました。]
残りの雑魚は放っておき、春夏冬に頼む。
6階に2級、10階に1級。
7階は大して強くないけど数が多いな。
袖から札を取りだして構える。
札って便利なんだよ。
適当に雑魚を祓いながら階段を登る。
6階に辿りつき、ドアノブを捻るが鍵がかかって開かない。
ドアノブを握り呟いた。
『"開け"』
途端、ガチャっと鍵が開いた。
難なく侵入成功。
中には何もない
奥に足を進めるとバタンと大きな音を立てて扉が閉まる
閉じ込められた。
<ケヒ...ケヒヒ..>
振り向けば不気味な呪霊が口を歪めてこちらを嘲笑するように笑っていた
あの2級か。
『はぁ...めんどくさ...』
そう言いながらまた袖から札を取り出した
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結城伊織(2号)(プロフ) - hutoさん» コメントありがとうございます!まさか一日目でコメントが頂けるとは思わず驚いている次第です...ゆっくりですが頑張って更新しますのでこれからも蓮水をどうぞ見守ってやってください。 (2021年2月28日 11時) (レス) id: 35497234a0 (このIDを非表示/違反報告)
huto(プロフ) - これから更新楽しみにしてます!頑張ってください!お気に入り登録失礼します (2021年2月28日 0時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結城伊織 | 作成日時:2021年2月28日 0時