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「なぁ、とも。パパにも一口ちょうだい?」

緑「いいよ!」


そう言ってスプーンで掬って差し出してくれる


そのスプーンから一口食べさせてもらって


「ん!美味い!」

緑「でしょ!?パパのも美味しいけど、ともはこっちの方が好き!」


俺が食べてるカレーよりスパイスが控えめで甘さ強めのカレー


別にこの店のカレーは全然辛くないから子供でも食べれないわけではない


でも子供用はより甘く作られてて優しい味がする


緑「でも、昨日のカレーがまた食べたいなぁ…」

「そうやな笑 また今度作ってもらおうか!」

緑「うん!!」


望が家で作ってくれるカレーは店のカレーとはまた違う味


店で出してる大人用と子供用のちょうど真ん中を取ったような味わいで、それでもめちゃくちゃ美味いカレー


まさに家庭の味って感じのカレーやねん


"カランカラン"


黄「いらっしゃいませー…って、あ!のんちゃんの!」

赤「こんばんは!」

黄「お一人様でよろしいですか?」

赤「はい!」

黄「ほなこちらへどうぞ!のんちゃん!お友達来たで!」

桃「あー!しげ!来てくれたん?」

赤「おう!暇やったから笑 あ、俺は…」

桃「どうせカレーと水やろ笑」

赤「うっさいなぁ笑 なんでお前が注文とってんねん笑」

黄「ははっ笑 相変わらず仲良しやなぁ笑 ほなお冷用意しますね!」


望の友達か…


なんか、めっちゃ仲良さそうやな


「あ…」

緑「パパ?」

「…なんでもないから気にせず食べな?」


あの人のカレー。望が作ってる。


しかも…


桃「はい、お待たせ。特別に大盛りな!」

赤「おお!サンキュー!めっちゃ腹減ってたから助かるわ笑」

桃「ただ、その分の金はもらうけどな?」

赤「はぁ!?お前、それはないやろ!!」

桃「ははっ笑 冗談やって笑笑」


わざわざ厨房から出てきてカウンター席に座る彼にカレーを提供する望


"彼にだけ"


そんな気がして、望にとって彼が


"特別な存在"


そうなんちゃうかなって胸がザワザワする

❹❷→←❹⓿



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まかろん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます!私の作品一覧から私のホムペを探していただければそこに記載されていると思います! (6月25日 19時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最初から最後までキュンキュン止まらなすぎてずっと更新楽しみにしてました!!Twitterフォローしたいのですがアカウントがわからなくて困ってます🥺 (6月25日 18時) (レス) id: 87e97f8f62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん | 作成日時:2023年5月9日 14時

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