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like-直感- ページ8

あれから、ユファンには

デイジーを連れて良く会いに行った


アメリカ人が苦手なのか
人見知りなのか

デイジーと仲良くなるには
時間がかかった


でもそれも束の間



「ユファン!新作のお菓子よ」


なんて言うもんだから
ユファンはお手上げ状態


なんだかんだ言っても
以前より、仲良くなったみたい


《デイジー、ユファンは犬じゃないんだから》


「ヌナー」


「私にはヌナって呼ばないくせにー」



可愛い弟でも言うのかな

そんな気分


すっかりあの彼の事は忘れていた



忘れていたのに









ーーーーユファンーーーー



「ヒョン!」





彼だ


あの男の子



短髪で蛍光色のTシャツに


色白で





前と違うのは




ユファンを見る瞳が、悲しげな事




「ユファン、何してる」

「ヌナが、、ヌナが出来たんだよ!」




目を丸くさせてこちらを見た

あの男の子





「すいません、なんか」


「気にしないでー!!可愛い弟よね!」


私が答える前に
デイジーが先に話し始めた




それからというものの

デイジーの話も

ユファンの視線にも


ユファンの兄だとゆう男の子の声さえ


私には入ってこなかった








ーーーなんて、寂しい目をするの?ーーー





そんな事、言えるはずがなかった







「あの、、」


肩を掴まれた


《は、、はい…》


「お菓子、ありがとう、すごく喜んでたんだ」



隣には笑顔でデイジーと話すユファン



《あはは、いや、大丈夫!》



ダメだ


私だってわからない


なんでこんな瞳をするのか



男の子は、ふっと笑みを浮かべて



「笑えてないよ」


そう呟いた





風が吹いた


私の中で、何かが起こった



「おれ、パク・ユチョン…ヌナは?」





《ファン・A…》




よろしく。




そう言って挨拶のハグを交わした

私たち




「A!ユチョンは私たちと同い年よー」

「ヌナはヒョンと一緒ー!」



前を歩く可愛い2人に言葉をかけられた




ーーーA…ーーー


ヌナじゃないんだね


そう言って笑ったよね







今でも私を呼ぶ声がする





アメリカで出会った、ユチョン


そしてユファン



2人に出会えて心から良かったよ




それは今も、あの瞬間から変わらない

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作者名:fany | 作成日時:2015年9月29日 21時

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