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9話 ページ10

夜「ねぇ.....A」



抱き寄せていた彼女を離して
座り直し、彼女の両手をそっと握って


夜「俺...Aの事が大好きだよ。


いつも優しくて...


皆んなの事まで気にかけてくれて.....


一緒に料理したり、お菓子作ったりするのも.....


すごく楽しいんだ....


Aと一緒に居るとね...


会話がなくても居心地がいいの。


なんだろ....心が...優しくなる...って言うのかな...」



A「夜さん...?」



夜「Aのお父さんに言われたんだ...


娘の事...宜しく頼む...って。


その後...あんな事になって.....」


A「..........お父さんが...そんな事を...」


夜「あの頃、俺もまだ大学生だったから...


Aを幸せにしてあげられる自信がなくて...」


彼女の頬を撫でて


夜「2年も待たせてしまったけど.....

ご両親の命日の今日...やっと...伝える事が出来る」


月を見上げて...一緒に聞いて下さい。
と言うと彼女に向き合って




夜「櫻川 Aさん。


俺と...結婚して下さい!


今度は俺がAを幸せにします」



彼の顔は月明かりでもわかるくらい真っ赤で...
そんな彼の言葉に迷う事なく真っ直ぐ彼を見て


A「はい!...宜しくお願いします」


彼女の返事を聞くとポケットから箱を出して
彼女の左手を取り薬指にはめた指輪


シンプルなデザインだけど埋め込まれた石が月明かりでキラキラ輝いて



A「夜さん...ありがとうございます」


彼女の頬を伝う涙は月の光に照らされて


その涙をそっと指で拭ってゆっくり顔を近づけて
唇を重ねると...自分の頬を一雫...涙が伝って



夜「ありがとう...A...大切にするからね」


A「私も...夜さんの事...大切にします」


お互いの額をくっつけて


夜「二人で幸せにになろうね。俺の可愛い奥さん」


A「はい。幸せになりましょう...

私のかっこいい旦那様」


二人でふふふと笑って





………………………………………………………………


駆「うわぁ〜...なんか胸がきゅ〜ってなった」

凛「..........うん.....私も.....素敵だね.....」


駆「凛?.....大丈夫?」

凛「.....うん.....」


駆「じゃ、報告行こうか?」


そう言って、そっと扉を閉めて皆んなの元へ

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設定タグ:ツキウタ。 , 長月夜   
作品ジャンル:恋愛
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葵優(プロフ) - snowさん» snow様初めまして!私も夜くんが大好きで、まさに!優しい気持ちになれるのが私の中の夜くんのイメージだったので、そう言ってもらってとても嬉しいです!感想頂きありがとうございます! (2017年10月7日 20時) (レス) id: 2d0b063b71 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 初めまして♪楽しく拝見させて頂きました。一気に読みました。夜君、大好きで、すごく優しい気持ちになれて、素敵でした。これからも頑張って下さい。 (2017年10月6日 9時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
葵優(プロフ) - リオさん» リオ様。ありがとうございます!更新遅いかもしれませんが完結出来るよう頑張りますね! (2017年9月3日 21時) (レス) id: f95d921ba4 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみにしてます!! (2017年9月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 32df41d3f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵優 | 作成日時:2017年9月3日 1時

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