守りたいもの

5話 ページ6

ツキノ寮から出ると綺麗な夕焼け空

歩いて２０分ほどの所にある彼女のお店


表の扉には『Close』の看板

裏に回って扉を開けて



夜「こんにちは〜」


中を覗くと、エプロン姿の彼女はパタパタと行ったり来たり


夜「A？」


彼に声をかけられて


A「あ、夜さん！.....えっもうそんな時間なんですか！」


ちょっと待って下さい！すぐ支度します！とパタパタ片付けて


夜「そんなに慌てなくても大丈夫だよ」


彼女はエプロンを外すと、お待たせしました！
と彼の元に来て


夜「じゃ、行こうか」


A「はい」


彼は荷物を持ってくれて


夜「これって...この前言ってた物？」


A「はい。皆さんに喜んで頂けるといいな」



寮までの道のりは一人で歩くよりも近くに感じて


さっきまで綺麗な夕焼け空が今は紺色の空に変わって



寮に着くと



夜「皆んな庭に居るんだ...」


寮の庭に行って


A「こんばんは」


陽「お〜A。やっと来たな！」


A「はい。お邪魔します」


涙「あ！ A！」


パタパタと彼女の元に走って来て手を握ると


涙「A こっち」


皆んなのいるとこに引っ張って行って


涙「A 来たよ」


A「こんばんは。今日は皆さんのお月見にご招待頂きありがとうございます！」


恋「Aさん！そんなに改まらないで下さいよ〜」


駆「そうですよ！
Aさんもメンバーの一人でですから〜」


凛「え〜あたし達わぁ〜？」


澪「凛.....私を巻き込まないで.....」


駆「以下同文！」


澪「ほらぁ〜」


凛「なにそれ！ばかけるぅ〜...あおいさ〜んっ」


葵に泣きつく凛


葵「大丈夫だよ。凛も澪も大事なメンバーだよ！」


そう言って二人の頭に手を乗せて王子様スマイル


凛「さすが葵さん！ありがとうございま〜す」


駆に向かってあっかんべーする凛


駆「っっ！！」

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