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16話 ページ17

母「さぁ、疲れたでしょ?

夕飯の準備するから待っててね!」


キッチンに行くお義母さん


A「私も手伝います!」


母「そぉ? じゃぁ、お願いしちゃおっかな!」


A「はい!」



二人でキッチンに立って

そんな二人の後ろ姿を見ている男性陣


《父・夜 side》


父「なんかアレだな...」


夜「ん?」


父「いや、いつも母さんの隣で手伝ってたのは
夜だったから...なんていうか...新鮮というか...

この家に女の子が居る事が不思議な感じでな...

ちょっと感動してるんだよ」


夜「俺が言うのは変かもしれないけど彼女は...

俺にはもったいないくらいの女性(ひと)だよ。


優しくて...一緒に悩んでくれたり...

困ってる人を見過ごせなくて...

自分の事より他人の事を真っ先に考えて...

決して弱音を吐かない..強い女性なんだ...


だから...
俺といる時ぐらいは弱音のひとつくらい言えて

心から安らげる場所になってあげたいんだ...」


父「..........夜.....」


彼の頭をわしゃわしゃして


父「お前は小さい時から優し過ぎて、男らしさに欠けてた...


だけど俺の親父に似てどこか頑固なところもあった。


誰かを守ると決めた今のお前は...凄く男らしい。


いい女性(ひと)と出逢えて良かったな...大切にしろよ」


夜「うん」



《母・A side》


母「ふふふ...なんか照れるわね」


A「え?」


母「ほらうちには女の子いないでしょ...
今まではいつも夜が手伝ってくれてたから...

こうやって娘と一緒にお料理するのが嬉しいの...」


A「お義母さん...」


母「Aちゃん
ご両親が亡くなって寂しかったでしょ...

妹さんたちと三人だけで...心細かったでしょ...


でも、これからは私達も家族だから...

たくさん頼って、たくさん甘えてちょうだいね!」


A「っ...お義母さん...」


おいでと言って彼女を抱きしめて


母「泣きたい時は泣いていいのよ...

我慢しなくていいのよ...」


優しく背中を摩ってくれて


母「さっ、ご飯にしましょ」


最後にポンポンと背中を軽く叩いて


A「お義母さん...ありがとうございます」

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設定タグ:ツキウタ。 , 長月夜   
作品ジャンル:恋愛
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葵優(プロフ) - snowさん» snow様初めまして!私も夜くんが大好きで、まさに!優しい気持ちになれるのが私の中の夜くんのイメージだったので、そう言ってもらってとても嬉しいです!感想頂きありがとうございます! (2017年10月7日 20時) (レス) id: 2d0b063b71 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 初めまして♪楽しく拝見させて頂きました。一気に読みました。夜君、大好きで、すごく優しい気持ちになれて、素敵でした。これからも頑張って下さい。 (2017年10月6日 9時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
葵優(プロフ) - リオさん» リオ様。ありがとうございます!更新遅いかもしれませんが完結出来るよう頑張りますね! (2017年9月3日 21時) (レス) id: f95d921ba4 (このIDを非表示/違反報告)
リオ(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみにしてます!! (2017年9月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 32df41d3f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵優 | 作成日時:2017年9月3日 1時

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