5話 ページ6
それから二人はケーキ作りに取り掛かり
A「シフォンケーキはシンプルなケーキで、
材料の種類が少ない割には、工程がとても大事なんだよ」
お互いのボウルに卵白と少量の砂糖を入れて、
泡立て器でしっかりと泡立てて
A「シフォンケーキのふわふわはメレンゲのふわふわ感で決まるから手が抜けないの」
葵「この作業って、結構根気と体力がいるよね…」
途中 砂糖を加えながらカシャカシャ泡立てて
A「今はハンドミキサーなるものがあるから便利なんだけど、私は感触で覚えてるから使わないんだ」
葵「ねえ…Aって、パティシエだよね」
A「うん、一応ね... でも、まだまだひよっこだよ」
しばらく二人とも無言で泡立てて
聞こえるのはカシャカシャという泡立てている音
泡立て器でメレンゲを掬って
A「もういいかな？ ほら、これくらい」
彼女が泡立てたボウルを受け取りそっと泡立て器を回すと
葵「うわっ！ ふっわふわ！」
A「それ以上すると、パサパサボソボソになるから
気をつけてね」
彼女は彼のボウルを手に取って泡立て器で数回、回して
A「葵のはもう少しだね」
頑張って！と彼にボウルを返すと
葵「え！さっきまでこんなにふわふわしてなかったのに…ねえ、A…何か魔法でもかけた？」
A「はい？...魔法って…葵って面白い！」
ふわっと笑う彼女の笑顔に思わず見惚れて
A「葵？」
葵「っっ...////.......え？ あ、いや、うちの寮に魔法を使う魔王様がいるから...つい…」
A「え？ 葵...寮に住んでるの？大学生？魔法って？魔王様ってなに？」
次から次に質問して
葵「A、落ち着いて...大学は今年卒業したよ。
寮っていうのは...俺、アイドルなんだけど...」
A「え？......えぇぇぇぇ〜〜あいどるぅ〜〜？」
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葵優(プロフ) - てくさん» てく様、教えていただきありがとうございます。慣れていない事もあり、未熟な所もあり申し訳ございません。これからは気を付けます。本当にありがとうございました。 (2017年7月7日 19時) (
レス) id: 3c1378837a (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月7日 18時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵優 | 作成日時：2017年6月25日 17時
