2話 ページ3
俺はアイドルとして活動しているから顔を見ただけで気付く人もいる。
自己紹介をすると確実にバレる…
けど…彼女の反応はどちらでもなかった。
いやいや、気を使ってくれているのかもしれない…
でも、ツキウサのことは知らなかった…
さて・・・どっちだろうか？
どちらにしてもツキウサのおかげで彼女のことがひとつ、
いや、ふたつわかった。
春川 Aさん、誕生日がなんと俺と同じ5月5日
まだまだ知りたい事はあるけど少しでも彼女のことが解って嬉しくて
葵「ふふ…そっか……お前のおかげだね…ありがと」
スマホに付いているツキウサを撫でると
まるで、頑張れ！と言うようにチリンと鳴って
待っている間バッグからスウィーツのレシピ本を出してペラペラと捲りながら
涙の誕生日は何を作ってあげようかな？
涙…プリン好きなんだよな〜…
でも、プリンは夜が作るだろうし…
ん〜シフォンケーキもいいかも…
悩んでいると
A「お待たせしました。 カフェ・ラテとシフォンケーキです」
テーブルに並べてくれて
葵「ありがとうございます」
見ていた本を閉じて横にずらすと
A「スウィーツ、作られるんですか？」
彼が見ていた本に視線を移して
葵「あ、はい。今度誕生日の子に何を作ってあげようかなって…」
A「そうなんですね。 それでは、ごゆっくりどうぞ」
葵「あ、あのっ・・・」
笑顔で会釈をして戻ろうとした彼女を引き止めて
A「はい、なんでしょう？」
葵「あの…もしよかったら…いつか時間がある時でいいので、そ、その…シフォンケーキの作り方を教えてもらえないですか？」
ツキウサをぎゅっと握りしめて
A「えっ？」
突然の彼の言葉に驚いて
葵「ご…ごめんなさい。いきなりこんな事言われても困りますよね…
こ、ここのシフォンケーキが大好きで…どうしたらこんなにふわふわに出来るのか…
知りたくて…その、教えてもらいたいなぁ…とか…
あ〜ほんと、ごめんなさい…
図々しかったですね…忘れて下さい」
A「いえいえ、自慢のシフォンケーキなんで…そう言って頂けてとても嬉しいです」
葵「本当に美味しくて・・・自分で作ってもこんなにふわふわにならなくて…」
目の前のシフォンケーキを大切そうにフォークで切って、笑顔で美味しそうに食べる彼
そんな彼を見て
A「あの、ちょっと待ってもらっていいですか？」
そう言うとカウンターの奥に行って誰かと話していて
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葵優(プロフ) - てくさん» てく様、教えていただきありがとうございます。慣れていない事もあり、未熟な所もあり申し訳ございません。これからは気を付けます。本当にありがとうございました。 (2017年7月7日 19時) (
レス) id: 3c1378837a (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月7日 18時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵優 | 作成日時：2017年6月25日 17時
