流星の毒 ページ5
JK「後もうちょっとでそいつを殺せたっていうのに。どうしてくれるわけ？」
利樹「！」
流星に噛まれ僕に吹っ飛ばされたにも関わらず、そいつは何事もなかったかのように立ち上がってこっちを睨みつけていた。
いくら何でも、タフすぎるでしょ･･･。
流星「･･･仲間がやられそうになってたから。それを助けるのは当たり前だと思うんだけど？」
JK「“仲間”、ねぇ･･･。人間ごときに同情する奴らじゃなかったら俺たちBTSに相応しい存在だっただろうに」
利樹「僕たちは同情してるんじゃなくて共存を望んでるんだ。仮にLDHがなくても君たちに従うつもりは毛頭ないよ」
JK「あ、そう。じゃあとっとと死んでくれる？＿＿＿目障りだから」
しかしそう言って僕らに近づこうとしたその時、突然彼の身体がぐらりと揺れその場で膝をついた。その顔色は真っ青で、呼吸もかなり乱れている。
流星「やっと効き始めたか」
JK「お前、俺に何をしたっ･･･！」
流星「何って･･･。さっきお前に噛み付いた時に毒を送り込んだだけだけど？」
JK「は！？毒って･･･！」
そう、流星の能力は“毒を生成する能力”。様々な毒を生み出せるだけでなく、さっきのように噛み付いた際に牙を介して毒を注入することで相手を衰弱させたりも出来る。
流星「ちなみにさっきお前に注入した毒は僅か数分で昏睡状態に陥るタイプのものだ。強力ではあるが死にはしないから安心しろ」
JK「ク、ソ･･･」
それでも尚、彼は立ち上がろうとするが全身に毒が回ったのか次第に身体の力が抜けていき、そして床に倒れこんで完全に気を失った。
流星「よし、先ずは1人っと」
利樹「ありがとう流星。助かったよ」
流星「別に構わないけど気を抜かないでよ？まだ他のメンバーがこいつの仲間と闘っている。それに渡航者のあの女性＿＿＿Aを守る任務もあるし」
利樹「もちろん分かってるよ。今闘った相手、かなり強かったから他の奴らも一筋縄ではいかないはず。僕たちも加勢しないと」
周りで激しい戦闘を繰り広げている仲間を見て流星と頷き合い、僕は先程左足に負った傷を能力で治す。そして完全に傷が塞がったのを確認して、僕らは再びBTSとの闘いに身を躍らせるのだった。
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萌 - 続き見てたいです。 (9月4日 16時) (
レス) id: 3f0e2c3cfb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年6月20日 12時) (レス) @page32 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - お久しぶりの更新ですね(;_;)/~~~現在私はスノーマンにハマってすっかりスノーマンの作品ばかり書いています汗でもLDHの作品も好きです!!これからも頑張ってください(>_<) (2022年3月11日 19時) (レス) @page25 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
流大勝和(プロフ) - めちゃくちゃ続きが気になります!! (2021年12月20日 22時) (レス) id: 38b8bea7e4 (このIDを非表示/違反報告)
樽美酒みき(プロフ) - いつぐらいしたら更新をしてくれますか? (2021年12月14日 16時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜の騎士 | 作成日時：2021年8月29日 14時
