挑発 ページ3
利樹side
何事もなく敵に向かっていくまっさんに僕は人知れず安堵のため息をついた。彼に攻撃が迫っている時は思わずヒヤッとしたけど、リッキーのおかげで難を逃れたのを見て安心したよ。僕としてはもう少し慎重に動いて欲しいところだけどね･･･。
JK「闘いの最中によそ見とは、随分と余裕だな？」
利樹「うぉっ！？」
仲間の方を見てたせいで反応が遅れたが、それでも相手の繰り出して来た回し蹴りをなんとか躱す。
あぶないあぶない、戦闘中はちゃんと相手の方を見てないと･･･。攻撃を避けて体勢を整えつつ、僕は相手の動きを観察して能力の予測を始める。
こいつは確か･･･。JUNGKOOK、だっけ？見た感じだと攻撃は基本的に物理系で能力らしきものを使う様子はない。僕のように戦闘に向いている能力ではないのか、ただ単に使う必要がないのか･･･。
JK「お前、さっきから全然攻撃してこないけど･･･。俺のこと舐めてんの？」
利樹「まぁそうだね。どんな強い吸血鬼かなと思ったけど･･･。見た感じ大したことなさそうだし」
相手に能力を使わせる為、僕は敢えて挑発するような口調でそう答える。するとそれが癇に障ったのか、彼は僕に凄まじい殺気を向ける。
JK「･･･俺をバカにする勇気はあるようだな。それなら･･･」
そう言って彼が右腕を振りかざした瞬間＿＿＿目も眩むような閃光が走り、僕の目の前に大きな雷が落とされた。
利樹「うわっ！」
JK「一片残さず消し炭にしてやるよ」
相手はそう告げながら続け様に雷を落としていくが、それを僕は難なく躱していく。雷･･･、つまり相手の能力は“電気を操る能力”ってところかな？次々と襲いくる電撃を避けながら、僕は彼の能力を予測する。
電気はちょっと厄介だな･･･。避けるのは難しくないけど相手に直接攻撃するとなると･･･。
と、能力の対処方法を考えていたその時＿＿＿
グサッ
利樹「ぐっ･･･！？」
突然左足に鋭い痛みが走る。慌てて足元を見てみるとそこには･･･。
部屋の床を突き破ったらしき鋭利な岩の先端が、僕の左足を貫いていたのだ。
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萌 - 続き見てたいです。 (9月4日 16時) (
レス) id: 3f0e2c3cfb (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年6月20日 12時) (レス) @page32 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - お久しぶりの更新ですね(;_;)/~~~現在私はスノーマンにハマってすっかりスノーマンの作品ばかり書いています汗でもLDHの作品も好きです!!これからも頑張ってください(>_<) (2022年3月11日 19時) (レス) @page25 id: c060af3ed8 (このIDを非表示/違反報告)
流大勝和(プロフ) - めちゃくちゃ続きが気になります!! (2021年12月20日 22時) (レス) id: 38b8bea7e4 (このIDを非表示/違反報告)
樽美酒みき(プロフ) - いつぐらいしたら更新をしてくれますか? (2021年12月14日 16時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜の騎士 | 作成日時：2021年8月29日 14時
