一触即発 ページ6
颯太「BTS・・・?」
慧人「何それ、聞いたことないんだけど」
「嘘、でしょ・・・」
颯太「Aは知ってるの?」
「は、はい・・・!」
BTSと聞いて、私は思わず驚愕する。なぜならBTSは私の世界にも存在し、そこでは韓国のヒップホップグループとして有名だからだ。
でもまさか、BTSまでこの世界にいるなんて・・・。
JM「ふむ、君がいた世界はどうもここと共通しているみたいだね」
「え!?」
慧人「っ!何故それを・・・!」
JM「生憎こちらには僕らの目となってくれる下僕がいるのでね。その子が渡航者ということも、幻の血の持ち主だということも全部知ってるよ」
颯太「まさかAを狙ってこんなことを・・・」
?「ちょっと〜。僕を放ったらかして喋らないでくれる?」
颯太「っ!?慧人避けて!」
慧人「んなっ!?」
いつの間に慧人さんの拘束から抜け出したのか、彫刻のような顔立ちの人が慧人さんの背後に回り攻撃を仕掛ける。颯太さんが気づいたおかげで慧人さんは済んでのところで躱したが、避けられなかったらモロに攻撃を受けていただろう。
V「あーあ避けられちゃったか。あ、ちなみに僕の名前はVって言うんだ。よろしくね!」
慧人「不意打ちして来る奴によろしくとか言われたくないんだけど!?」
V「まぁ、僕がよろしくするのはAちゃんだけだけどね。だからAちゃんをこっちに渡してくれない?」
慧人「誰がそんなことをするか。Aちゃんを、お前みたいな危険な吸血鬼の元に行かせるわけにはいかない」
V「そっか、残念だな〜・・・。じゃあ、まずは君と“遊んで”あげる」
すると彫刻のような人___Vさんの瞳が紅く染まり凶暴な光を放つ。そして鋭く変化した爪の斬撃を、慧人さんに向かって繰り出し始めた。
慧人「くっ・・・!」
V「ヒヒッ、君は遊び甲斐がありそうだねぇ。簡単に壊れないでよ?」
「あわわ・・・!」
突然始まった戦闘に慌てる私の前に、颯太さんがJIMINさんから守るように立ち塞がる。
颯太「Aは僕の近くを離れないで」
「わ、分かりました・・・!」
グレー髪の人___JIMINさんを睨みつけながらそう言う颯太さん。しかしその緊迫した横顔を見て、ふと私の胸に一抹の不安がよぎったような気がした。
慧人の能力→←*注意事項(必読です!万が一、この注意事項を読まずに気分を害されても責任は取れません)
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樽美酒みき(プロフ) - 後どのくらいで「シリーズ3」の更新をやってくれますか? (2022年1月12日 11時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士(プロフ) - えりりんさん» わわ、読んで頂きありがとうございます!まだ形にはできていないですが、新作も考えているので楽しみにしてください^_^ (2021年12月25日 9時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
えりりん(プロフ) - この話ほんとに大好きで、リピして読んじゃいます‼︎また新作作って欲しいです☺︎ (2021年12月24日 0時) (レス) id: 1e51f37598 (このIDを非表示/違反報告)
童磨(プロフ) - 続きが気になります!! (2021年7月27日 20時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
高崎はる(プロフ) - 良かったです、バリは利樹がちょっと出たけど、更新楽しみにしてますね (2021年7月17日 19時) (レス) id: 7c69a541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:竜の騎士 | 作成日時:2021年7月16日 13時