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次の“食事” ページ34

私の左腕に付けられたJIMINさんの噛み跡が光り輝き、何もなかったかのように消えていく。先程彼の“食事”が終わり、ちょうど傷口を治してもらったところだった。



「JIMINさん、もういいんですか?あまり飲んでないようですけど・・・」

JM「いつもだったらもう少し飲むんだけどね。幻の血だからなのか、少量でも喉の渇きが癒えるから大丈夫だよ」



・・・そういえば颯太さんも同じこと言ってたな。幻の血はその効能の高さからほんの一滴だけでも満足出来るって。
颯太さんの名前が頭に浮かんだことで、私はふと不安になった。



颯太さんと慧人さん、無事なのかな・・・。



大きな傷を負った颯太さんと慧人さんの姿が脳裏に蘇る。私がBTSについて行くと言ったことであの2人は殺されずに済んだが、あのまま他のメンバーに見つけてもらえてなかったら・・・。
すると黙り込んでしまった私を見て、JIMINさんは言いづらそうに口を開く。



JM「A、落ち込んでるところ悪いんだけど・・・、“食事”に呼ばれているよ」

「っ・・・」



また、誰かが私の血を吸うのか・・・。JIMINさんの“食事”は優しいのでずっとここにいたいが、そうも言ってられない。あまり気乗りはしないものの、私は渋々とソファから立ち上がる。



「・・・分かりました。次は誰ですか?」

JM「JINさんだよ。VやJ-HOPEさんと比べるとまだマシだから安心して。ちょっとナルシストでめんどくさいけど・・・」

「あ、そうなんですね・・・」



うろ覚えだけど、向こうの世界のJINさんもそんな感じだった気がするな。FANTASTICSにハマってるから、向こうのBTSがどんな感じなのか分からないけど・・・。



そんなこんなでJIMINさんに見送られて部屋を出た私は、教えてもらった道順を思い出しながらJINさんの元へ向かう。
と、その時___



?「あ、Aちゃんだ〜!」

「はっ・・・!?」



後ろから聞こえたその声に、聞き覚えがあった。そして恐る恐る振り返ってみると___



獲物を見つけたと言わんばかりに笑うVさんがいた。

トラウマ→←いざ、救出へ!



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作品ジャンル:ファンタジー
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樽美酒みき(プロフ) - 後どのくらいで「シリーズ3」の更新をやってくれますか? (2022年1月12日 11時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士(プロフ) - えりりんさん» わわ、読んで頂きありがとうございます!まだ形にはできていないですが、新作も考えているので楽しみにしてください^_^ (2021年12月25日 9時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
えりりん(プロフ) - この話ほんとに大好きで、リピして読んじゃいます‼︎また新作作って欲しいです☺︎ (2021年12月24日 0時) (レス) id: 1e51f37598 (このIDを非表示/違反報告)
童磨(プロフ) - 続きが気になります!! (2021年7月27日 20時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
高崎はる(プロフ) - 良かったです、バリは利樹がちょっと出たけど、更新楽しみにしてますね (2021年7月17日 19時) (レス) id: 7c69a541ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜の騎士 | 作成日時:2021年7月16日 13時

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