ストップ ページ17
一通り傷つけて満足したのかようやくVさんの爪が離れる。その時にはもう身体中傷だらけで、私の周りは小さな血の海が出来ていた。
V「あ〜、久しぶりに“人形遊び”ができてとっても楽しかったぁ。また一緒に遊ぼうね、Aちゃん♪」
嬉々とした表情で話しかけられるが、今の私に返事する気力はなかった。身体中がズキズキと痛み、何度も吸血されたせいで身体の倦怠感が凄まじく指1本すら動かせない状態になっていた。
V「それにしてもAちゃんの血は本当に美味しいなぁ。そうだ、最後にもう一口だけ･･･」
？「はいストップ。それ以上吸うと俺たちの分がなくなるからね」
さらに私の血を飲もうと身を乗り出したVさんの背後に制止の声が降りかかる。彼を止めたのはどうやらRMさんのようで、後ろを見ると様子が気になったのか他のメンバーも集まって来ていた。
JH「あはは、随分と派手に遊んだようだね」
JK「･･･ズルいです。1人だけそんなに血を飲んで」
SG「お前･･･。さっきほどほどにしとけって言ったろ･･･」
V「えへへ、本能には逆らえなくて」
SUGAさんの叱責にも、Vさんは悪びれず舌を出すだけだった。絶対反省してないなこれ･･･。
それにしても、頭がクラクラする･･･。
JN「だからってこれはやり過ぎでしょ･･･。Aちゃんだっけ。おーい、聞こえてる？」
RM「聞こえているけど声を出すことが出来ないみたいですね。･･･悪いけどJIMIN、この子をあのベッドまで運んでくれないか？ついでにVが付けた傷も全部治しておいてくれ」
JM「はい、分かりました」
意識朦朧としている中、不意に身体を持ち上げられてびっくりするもそのまま運ばれ、ベッドらしきものに寝かせられた。次いで身体の痛みが消えていくような不思議な感覚を覚えたその時＿＿＿
JM「ごめんね･･･」
「ぇ･･･」
私の耳元で聞こえたJIMINさんの声は颯太さんと対峙していた時のような冷たい雰囲気ではなく･･･、
とても優しく、しかしどこか辛くて悲しそうに聞こえた。
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樽美酒みき(プロフ) - 後どのくらいで「シリーズ3」の更新をやってくれますか？ (2022年1月12日 11時) (
レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士(プロフ) - えりりんさん» わわ、読んで頂きありがとうございます！まだ形にはできていないですが、新作も考えているので楽しみにしてください^_^ (2021年12月25日 9時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
えりりん(プロフ) - この話ほんとに大好きで、リピして読んじゃいます‼︎また新作作って欲しいです☺︎ (2021年12月24日 0時) (レス) id: 1e51f37598 (このIDを非表示/違反報告)
童磨(プロフ) - 続きが気になります！！ (2021年7月27日 20時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
高崎はる(プロフ) - 良かったです、バリは利樹がちょっと出たけど、更新楽しみにしてますね (2021年7月17日 19時) (レス) id: 7c69a541ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜の騎士 | 作成日時：2021年7月16日 13時
