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“人形遊び” ページ16

V「ねぇねぇSUGA、Aちゃんと“遊んで”いい?」

SG「別に構わんが・・・。殺すなよ?後、食事もほどほどにしろ」

V「はいはーい♪」

SG「本当に分かってるのか・・・」



あまりにも軽く答える彼に呆れるSUGAさんだったが、自分には関係ないと割り切ったのかすぐに部屋から出て行った。
こうして、部屋にいるのは私とVさんの2人だけとなった。



V「さ〜てと・・・。早速始めようか、Aちゃん」

「ひっ・・・!」



私の目を真っ直ぐに見て、ニタリと不気味に笑うVさん。それを見て本能的に危険だと察知した私は逃げようとするが足が動かず、近づいて来た彼に押し倒され手足を拘束されてしまう。



V「イヒヒ。そんなに怖がらなくても、今までの人間たちみたいに殺すことはしないよ」

「何を・・・、するつもりですか・・・?」

V「ん〜そうだなぁ。何して遊ぼうかな〜」



そう言って片手で私の両手を掴みながら、もう片方の手で私の髪の毛を弄るVさん。全く行動が読めず、私はそんな彼の様子を無意識に息を殺して見つめる。
すると何かを思い付いたのか、Vさんが唐突に口を開く。



V「そうだ!人形遊びはどう?」

「人形、遊び・・・?」



な、なんだろう・・・。すごく嫌な予感が___



「づッ・・・!」



次の瞬間、首筋に鋭い痛みが走る。一瞬何が起きたのか分からなかったが、彼の爪に着いた血を見て、引っ掻かれたのだと気づく。



V「ヒヒッ、そのまま僕のおもちゃになっていてね?動けなくなるまでたっぷり遊んであげる♪」



そういうな否や彼は首だけでなく頬や腕、そして足と私の身体を傷つけ始めた。



「うっ・・・、ぐ・・・!」

V「あー、この匂いは我慢出来ないや。もう食べちゃっていいよね」



そうしてVさんは顔を近づけ___首筋に、ゆっくりと牙を突き立てた。



ガブリ
「あッ、ああぁぁ!!」



引っ掻かれたところを更に噛まれ、私は声を上げて激痛に悶える。恐らく今の私は血塗れで酷いことになっているだろう。



助けて・・・。



心の中で助けを求めたところで誰にも届くはずもなく、その後もVさんの“人形遊び”と言う名の拷問は続いた。

ストップ→←地獄の始まり



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作品ジャンル:ファンタジー
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樽美酒みき(プロフ) - 後どのくらいで「シリーズ3」の更新をやってくれますか? (2022年1月12日 11時) (レス) id: 86fc452f95 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士(プロフ) - えりりんさん» わわ、読んで頂きありがとうございます!まだ形にはできていないですが、新作も考えているので楽しみにしてください^_^ (2021年12月25日 9時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
えりりん(プロフ) - この話ほんとに大好きで、リピして読んじゃいます‼︎また新作作って欲しいです☺︎ (2021年12月24日 0時) (レス) id: 1e51f37598 (このIDを非表示/違反報告)
童磨(プロフ) - 続きが気になります!! (2021年7月27日 20時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
高崎はる(プロフ) - 良かったです、バリは利樹がちょっと出たけど、更新楽しみにしてますね (2021年7月17日 19時) (レス) id: 7c69a541ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜の騎士 | 作成日時:2021年7月16日 13時

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