検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:7,180 hit

story3★ ページ5

アリシア「約束……したじゃない」





私は逃げる足を止めた。そこには………………瓦礫に埋もれて血を流しているアラムの姿があった。それを見て、私は………そう呟く事しかできなかった。





アラムの姿を見たら……もう、涙を堪える事など出来なかった。大切な人を失った悲しみ……両使者に対する怒り……その全てが涙となって流れ落ちていった。





遠くで兵士たちの声が聞こえる………金属がぶつかり合う音、仲間を失った兵士の叫び声にも似た泣き声。





あぁ、何故戦なんてものが始まったのだろう。多くの血が流れ、多くの命が失われ………人というのは争わないと生きていけないものなのか。そう思うと、どんなに人は醜いものなのか。私は問わずにいられなかった。





"ドンッ"





何かにぶつかり、私は地面に転がった。その何かは……争い合う両使者の兵士たち。刹那、私は今、生と死の淵に立っていることを初めて実感した。





ここにいたら死んでしまう………私は直感的にそう思った。





しかし、私は逃げる事を選ばなかった。





"ザシュッ"





兵士たちの血が地面に広がった………私はその血だまりをただただ見つめていた。





アリシア「私の大切な人を……場所を……絶対に許さない」





私は"剣"をしっかりと握った…………

story4☆→←story2★



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:ファンタジー , オリジナル , 合作   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。