story2★ ページ4
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「アリシアちゃん、おはよう!」
毎朝、村の人たちは挨拶をしてくれる。それが日課だ。それに私も、もちろん笑顔で返す。
アラム「アリシア!」
アリシア「あ、アラム」
アラムは私の幼馴染。私を見つけるたびに声をかけてくるアラム……時々うざいと思う時もあるけど、アラムと話す時間は好きだ。
アリシア「アラムは今日も元気ね」
アラム「そういうアリシアだって、元気そうじゃないか。安心した」
そういうアラムに、私はクスリと笑った。
アラム「そうだ、アリシア」
アラムは突然、真剣な顔になった。それに私は首をかしげる。アラムが突然真剣な顔になるなんて………何かあったのではないのかと、胸騒ぎがした。
アラム「陽の使者と星の使者……迫って来ているらしい、こっちにも。そのうち……巻き込まれるかもな、ここも」
アリシア「そんな…………」
私は言葉を探すが見つからず、目を伏せた。争いは、私たちには関係ない……私たちは平和に暮らすんだ……そう、思っていた。
アラム「アリシア、もし、そんなことがあっても……僕たちは必ず生き延びよう、絶対に、2人で」
アリシア「…………当たり前じゃない、お互いに……お互いを1人にはしない……約束だからね」
アラム「あぁ、約束だ」
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それが、昨日の話………恐れていたことが、まさか次の日に起きてしまうなんて、私は思ってもみなかった…………
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作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時