検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,172 hit

story37★ ページ39

歩き出して数分………。

ヴィトルとはぐれました。





やばいって!

またからかわれる……いや、怒られる!!はぐれるなって何回も言われてたのに………。





アリシア「ヴィトル〜……?」





ヴィトルを呼んではみるが、この賑やかさだ。ヴィトルに届くはずがない。

どうしよう……このまま、会えない…何て事ないよね…?





そう思いながら角を曲がったら………





「「わっ!」」





私は誰かにぶつかってしまった。しかも、私は尻餅をついてしまった。





アリシア「ったたた………」





「あ、あの…大丈夫ですか?ごめんなさい!」





私がぶつかったのは、私より少し幼そうな男の子で、座り込んでいる私に手を差し出してくれた。

どう考えても、考え事しながら歩いてた私が悪いのに……。





アリシア「ありがとう、こちらこそごめんなさい」





私はそういいながら、その相手の手を取って立ち上がった。





カリム「あの、僕はカリムといいます……本当にすみません」





カリム君はそういって頭をペコペコと下げた。そこから、必死に謝っているのだと伝わってきた……





アリシア「私はアリシア、そんなに謝らないで?考え事しながら歩いてた私も悪いから……」





私がそういえば、カリム君は少し考え込んだ後、パッと顔を上げた。





カリム「じゃあ、何かご馳走させてください!僕の家、店をやってるんです!」





アリシア「いやいや!そんなの悪いから……」





カリム「それじゃ、僕の気がおさまらないんです……お願いします!!」





私はうーんと考え込む……

だって、ヴィトルの事も探さなきゃいけないし。このまま日が暮れちゃったら本当に会えなくなっちゃうし……でも、





アリシア「わかった、じゃあ行こうか」





きっと、カリム君は悪い子じゃないし、ここで断ったら……悪い気もするしね。







.







その頃のヴィトル………。



ヴィトル「ったく、あいつ……どこいった!」





かなりご立腹の様子だった。

story38☆→←story36★



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:ファンタジー , オリジナル , 合作   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。