家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

70話 ページ28

リセト「…うん。そんな感じかな


よく出来てるよ


この、発光弾。」


今日は武器について学んでいる


ダイゴが出来たら見せて欲しいと言われたので


ちょっと頑張ってみた


私は基本近距離で戦うのが得意なので


相手のスキをつけるような


そんなものにしたかったので


武器カタログとかいうやつから選んだ


発光弾


その名の通り光る玉みたいなものだ


…まぁ、私のはちょっとちがうけどね ﾌﾌﾝ


リセト「…うん。

このしびれ粉いいよ、おもしろい」


そう。実はこの発光弾には仕掛けがある


私の発光弾はカプセル式で


中にしびれ粉というシビレ草から抽出したものだ


元々ジロちゃんがアイデアとして出してくれて


その粉に遠隔操作出来るように”魔法”を使った


…まぁ、まじないみたいなものだから


本当に効くのかは知らないが


貴『…ありがとうございます』


このしびれ粉のお陰で相手の目を


開かせないことに成功するのだ


基本近距離の私は


どれだけ早く相手のもとに接近できるかが勝負


そのためのひるみとともに


もしも格上の相手だったときに


逃げるすきも与えることができる



貴『…(戦ったことないしね)』


それに上手く行けばそのしびれ粉で


相手に勝つことができるかもしれない



貴『…早く使ってみたい』


そんな事は起きないほうがいいのだが


ダイゴ「…お？出来たのか？」


どこからかひょっこりと現れたダイゴ


でも


貴『…いいタイミング！


見て、完成したよ！』


そう言って


できたてホヤホヤの発光弾をお披露目した


ダイゴ「おぉっ！出来たか！！


どれどれ…」


と私から受け取るとともにまじまじと眺める


上にしたり横にしたり…


……




…



…あれ？もしかして結構時間かかるやつ？


ダイゴが自分の世界に入ってしまったので


何かもう一つ作ってみようかなと思っていた


？「何してるんだ。ダイゴ」


ﾋﾞｸｯ


体が震える


しまった。


忘れていた


ロンガさんが帰ってきたということは…


ダイゴ「…ん、おぉ。秋人久しぶりだな」ﾆ


パッと顔を上げたダイゴ


嬉しそうな顔をして彼を見る



……私はそうでもないが


秋人「…ﾍﾟｺｯ」


貴『…こんにちは』


会釈をしてきたので


とりあえず返した


そう言ってスっとジロちゃんの横に立つ


…ビビってるわけじゃないんだよ？


ジロちゃんを撫で


しばらくお互いに目を逸らせずにいると







ﾊﾞｧｧｧｧｧｧﾝ

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