家に帰ろうと思ったら拉致されました 続【オリジナル】

74話 ページ32

キィーーン


金属と金属がぶつかり合う音が鳴り響く


リルと言われた赤い子は真っ先に秋人を狙う


しかし秋人は予想していたようで


しっかり彼女を受け止めた


彼女はヌンチャクのようなものを使い秋人を襲う


相当重いのか秋人の顔が歪んでいる



メケ「…よそ見しないで」


ロンガ「…っ！！」


ｷﾞｨｨｨｨﾝ


メケと言われた青い子はどこから取り出したのか


大きな手裏剣…？を手に持ち


ロンガさんを襲う



その姿はとても華麗で美しかった



貴『…(ぼーっとしてる場合じゃない！！


敵に見とれてる場合か！！バカ！！)』


気が完全に抜けていた私は


しっかりと敵を見つめる



貴『…(何も出来ないなら観察しろ！


何か、何か！！)』



じっと見る


彼女たちの動き パターン


貴『…っ』


息を飲んだ


見れば見るほどその姿は美しく


本当に戦っているのだろうか


スカートをたなびかせ


髪を揺らし



華麗に攻撃を交わす


その吸い込まれそうな瞳に








……………魅了されそうになる



リル「…」ｽｯ


メケ「…」


すると、突然二人が離れ


またしても宙に浮く


ロンガ「…」ﾁｬｷ 秋人「…」ｶﾁｬ


ロンガさんと秋人も武器を下げた


え？何事？


ジロ「…主、気を締めよ


…………何か仕掛けてくるぞ」


いつの間にか寄ってきたジロちゃんが耳打ちする



貴『…何か？』



ｸﾞﾜｧｧﾝ


全−リル メケ「「「『何！！/んだ！！』」」」



突然地面が揺れる


…こんな時に地震？？？


貴『わっ』


ジロ「…主！」ｸﾞｲｯ


私はバランスを崩し倒れ込む


すぐに、ジロちゃんが私に駆け寄る


大丈夫 と声をかけ二人を見る


メケ「…今回、早いね」



リル「…きゃはっ！


二人でいたぶるのもいいけどね


……こっちの方が何倍も面白いよっ！！」


ｷｬﾊｯﾊｯﾊ ｷｬﾊﾊﾊﾊｯ


リルの笑い声が響き渡る


ｸﾞﾜｧﾝ


貴『？！』


リルの笑い声をがまるで開始の合図のように


地面が



貴『…光ってる…？』


秋人「…ま、まさか」






リル「…まだまだ、遊んでね」


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更新出来なくてすみません！！！

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