東方我烈伝 Cross of OrecaWorld 第２章―復活の魔神軍― (ページ12)

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封印之拾壱　紅の火中に輝く翠色ページ12

「『ファイア』!!」

「炎盾『フレイムシールド』!!」

炎の魔法弾を盾で受け止める。炎の魔神騎士、パイロと妹紅の対決が始まっていた

「チッ！炎技使えないのがキツい！」

『これ以上火を広げる気か！』

「だからキツいって言ってんだろ！」

「余所見していいのか！『パイロストライク』!!」

「っ！不炎『フェニックスマント』!!」

火事が酷くなる事を考え、火属性技を使う事が出来ない妹紅に、遠慮なく強力な炎を放つパイロ。妹紅はマントで受け止め、衝撃を押さえた

(『フェニックスマント』がいくら火に強いと言え、流石にずっと喰らってるのは無理がある…)「剣符『ディメンション０』!!」

「うぬ!?」

『ダンボール戦機』の世界に存在する剣の大技を使い、妹紅はパイロにダメージを与える(何処で覚えたかは気にしないでください)

「おのれ…『イグニス・ブラスト』!!」

「何!?ぐわっ!!」

だが、パイロもＥＸ技で反撃、妹紅は直撃を受けてしまう

「ゴホッ！ヤバい、もう１発も耐えれない…」

妹紅は『蓬莱の薬』を服用し、不老不死になっている。故に死ぬことはないが、ダメージ等は復活しても残ってしまう。仮にそうでないとしても、バーンの力を再使用するにも時間が掛かるため、非常に危険な状況になるだろう

『どうする…【secondＥＸ】の発動も出来ないし…』

「トドメだ！『パイロストライク』!!!!」

パイロは巨大な火球を撃ち込もうとする。妹紅は万事休すと思われたが

『キシャアァァ！』

「えっ!?」

『何!?』

「グワァ!?」

突然現れた翠色のドラゴンが通り過ぎる際、その腕でパイロを攻撃した。全員が驚くが

「…！『secondＥＸ』が使えるか！」

『ホントか!?一体何故…兎に角、チャンスだ！』

「ああ！喰らえ！勇剣『タイラントクラッシュ』!!!!」

「ヌァ!!おのれっ！覚えておけ!!」

妹紅辛うじて発動した大剣を振るい、パイロはギリギリで避けて、そのまま炎の中に消えていった

「な、何とかなった…」(でも、あのドラゴンは何だったんだ…？)

『…」

そして、火がまわってなかった竹林の奥地で、一体の『青年』がオレカ界に戻った