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第10話 舞い降りた天使 ページ15

―霧の湖―

「…ここ何処?」

「さあ…」

数日前に蒼玉とヒエンが会った霧の湖に、二つの人影があった。一方は、白い翼を持っている

「…いたいた。勝手に幻想郷に入ってきた人達」

「!?」

「な、何者だ!」

突然後ろから声を掛けられ、翼を持たない青年は驚き、翼を持つ方は右手に持っていた剣を向ける

「私?今は名乗れないわね。取り敢えず、スキマ妖怪とだけ言っておくわ」

「ス、スキマ妖怪?」

「ええ」

青年に声を掛けた少女は、青年の言葉に声を重ねた

「それより、面白い物があるんだけど、ほしい?」

「お、面白い物?」

「そう。これよ」

そう言って、少女は青年にあるものを渡した。青年はそれを見る

「…!?これ、ウリエルじゃねえか!」

「何だと!?」

渡された物…スペルカードには、翼を持つ者…聖天王ウリエルの姿が、確かに描かれていた

「それは我符。ある魔法使いが作り出した、オレカモンスターの力を宿すカード。特別に、あなたにはこれをあげるわ」

「えっ、いいのか?」

「ええ。じゃあね〜♪」

少女はスキマに入っていった。残った青年とウリエルは、話し始めた

「でも、どうしてお前の力が封じ込まれてんだ?」

「私にも分からない。だが、もしかしたら何か秘密があるのかもしれないな。ところで…そこにいるのは誰だ?」

その途中で、ウリエルが何者かの気配を察知、その者に声を掛ける

「…分かったのかー?」

「一応な。何者だ?」

ウリエルは、現れた金髪の少女の名を聞く

「私はルーミア。妖怪だよ。あなた達は?」

「俺は『天界騎士ハロウィンP』。異界からやってきたものだ」

「私はその相棒、聖天王ウリエルだ」

青年…ハロとウリエルはルーミアに促され、それぞれ名乗った。ルーミアはそれを聞いて

「ふーん…ねえ、あなたって、食べられる人間?」

「…いや、俺人間であると同時に天使でもあるんだが」

「…そーなのか?」

決まり文句とも言えるセリフを言う。が、ハロは軽く流した

「でも、異界から来たなら、博麗神社に行った方がいいよ」

「博麗神社?」

「うん。着いてきて」

ハロ達は博麗神社に向こう為に、ルーミアに着いていった

第11話 使えぬ我符→←第9話 不毛の大地に生きる者



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ハロウィンP(プロフ) - こいつは面白いことになりそうです! (2016年11月20日 14時) (レス) id: dfd4b4ed5d (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ウリエルの我符を作っていないですって!? (2016年11月19日 15時) (レス) id: dfd4b4ed5d (このIDを非表示/違反報告)
魔術姫ことね(プロフ) - 我界戦士コウキさん» ありがとうございます! (2016年9月11日 14時) (レス) id: 1f59df040a (このIDを非表示/違反報告)
我界戦士コウキ(プロフ) - 魔術姫ことねさん» いいですよ (2016年9月11日 14時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
魔術姫ことね(プロフ) - すみません、大幅な設定の変更をしたいのですが良いでしょうか? (2016年9月11日 13時) (レス) id: 1f59df040a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:   
作成日時:2015年12月28日 7時

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