東方我烈伝Another―我符所有者になって幻想入り― (ページ13)

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第８話　二人の絆ページ13

―太陽の畑―

「…ぐえ！」

「いたっ！」

「どわっ！」

三者三様に言葉を出した真由香、ライカ、ロック。顔を上げると、一面が向日葵に囲まれた場所にいた

「うわ、すげえ!!」

「綺麗だな…」

「…」

真由香とライカは称賛し、ロックも無言で感慨に浸る。その時

「あら、お褒めにあずかりまして」

「!?」

突然声を掛けられ、驚いて振り向いた真由香。そこには、緑髪で、日傘を持つ女性がいた

「あなた達、何処から来たの？」

「え？確か…えっと、何だっけあのＢＢ…がっ!?」

真由香が紫の名前を思い出せず、第一印象を言葉にしようとしたら、突然スキマが開き、真由香はそこから出てきた標識に叩かれた

「(成程、紫が連れてきたのね…)私は風見幽香。あなた達は？」

「いってー…俺は真由香だ、よろしくな！」

「私はライカだ」

「俺はロック。真由香の付き添いだと思っといてくれ」

「真由香とライカとロックね…(ロックは随分派手な格好…)」

幽香、オレカモンスターにそんな事を問いたくなるのは分かるが、気にしちゃ駄目だ(by作者)

「まあ、向日葵さえ荒らさなければ好きにしてても良いけ…」

『ゴガアアアア!!』

「!?」

「あ、あれって、『デスフィアープラント』!?」

突然現れたデスフィアープラントに驚く四人。だが、幽香は別の事に気付いた

「な、ひ、向日葵が…」

デスフィアーの負のエネルギーが、太陽の畑の向日葵を枯らしていた

「よくも…よくもおおおおお!!」

『ゆ、幽香!?』

怒りのままに幽香はデスフィアーに向かう。真由香達が止めようとした時、真由香とライカのそれぞれのポケットから何かが落ちた

「…？何か落ちたってなんだこれ!?」

「え？…こ、これは!?」

落ちたのは二枚の(スペル)カード。真由香が落としたのにはロックが、ライカが落としたのには天地騎士クレイが描かれていた

「…！もしかして、これが紫の言っていた力ってやつか!!」

「そ、そういう事か…!?」

あの時の紫の言葉を理解した二人。その時、スペルカードが勝手に発動した

「うわっ！」

「な、これは…」

そして、二人の姿は、それぞれロックとクレイに近い物になった