東方我烈伝 Cross of OrecaWorld 第３章―七つの大罪―

32nd,sin　狂気の迅竜剣士 ページ32

「剣符『舞踏剣(ダンシングブレード)』!!」

「剣符『大真空斬』!!」

「っ！『ドウン』!!」

鈴仙はベルフェゴールに近付いて刃を向け、妹紅は遠くから衝撃波を飛ばす。ベルフェゴールはそれぞれ何とか避けながら邪属性魔法を放つも、二人は軽々躱した

「まだまだ！剣符『ディメンション０』!!」

「きゃあ!?」

「剣符『音速風剣(ソニックウィングブレード)』!!」

「かふっ…」

妹紅は更に剣を振りベルフェゴールを斬り、鈴仙も高速で攻撃を仕掛けた。ベルフェゴールは攻撃を受け吐血する

「こうなったら…『フルロートオブスピリット』!!!!」

「な、これはさっきの…」

先程も妹紅に対して使った技の強化版を使われ、妹紅と鈴仙の能力値は大きく下がってしまった

「っ…(やっぱり怖い…でも、今まで妹紅さんは、こんな中でも戦っていたんだ…私だって！)」

ほんの少し前とは考えている事が大きく変わっていた鈴仙。何かの覚悟を決め、空へ向かった

「れ、鈴仙？」

「今…解き放つ!!竜変『迅雷竜覚醒(クロスオーバードラゴン)』!!!!ハアアアアアアア!!!!」

「な、何よ…それ…!?」

リントのＥＸを使った鈴仙の姿は、服の端が破れ、皮膚の一部が竜の鱗のようになり、片目が黒と緑に変わった。『迅竜剣士レイセン』に対し、謂わば、『迅雷竜レイセン』だ

「ふう…行きます!!竜符『舞踏剣(ダンシングブレード)』!!」

「きゃう!?」

鈴仙は少しだけ変化したスペカでベルフェゴールを攻撃、格段に威力が上がっていた刃はベルフェゴールに大ダメージを与えた

「このぉ！『ダーク』!!」

「させるか！火符『ファイアストーム』!!」

「な!?」

ベルフェゴールは魔法で反撃を試みるが、妹紅の魔法で全て相殺され、ベルフェゴールは驚きの声をあげる

「決めます！迅竜『迅雷竜咆哮(ライディング・ウィンド)』!!!!」

「トドメだ！爆炎『ゲキバーニングソード』!!!!」

「そ、そんなぁ〜」

二人のＥＸ技を受け、ベルフェゴールは可愛らしい声を出しながら魔法陣の中に消えていった

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