31st,sin 迅雷のdragonhuman ページ31
「やだ…来ないで…」
「これはよっぽど怖がってるわね…一体何があったらこうなるのかしら」
最早壊れ始めている鈴仙を見て、悪魔であるベルフェゴールも流石に少し可哀想だと思う。が、それでも対応は冷たかった
「ま、それなら捕らえてあいつとの交渉材料にしても良いかもね」
「ひっ…」
ベルフェゴールは手を伸ばし、鈴仙は更に後ろに下がる。その時
『キシャアアア!!』
「きゃう!?」
「え…」
突然翠色のドラゴンが現れ、ブレスでベルフェゴールを攻撃した。いきなり過ぎて鈴仙は戸惑う
「あれって…あの時の!?」
一方、何とか元のスピードに戻った妹紅もそのドラゴンを見付けた。それが魔神騎士パイロとの戦い(1回目)の時に助けてもらったのと同一である事に気付く
『…』
ドラゴンは一度攻撃してからはずっとその場で羽ばたいている。その顔は何かを探しているようだが、1人の少女を見るやいなや、急降下してきた
「えっ…やだ!来ないで!!」
その少女、鈴仙はそれに気付くと逃げようとする。だが、ドラゴンのスピードは鈴仙を圧倒的に上回っており、直ぐに追い付かれた
「いや…って、あれ?」
ところが、ドラゴンは鈴仙の身体をすり抜け、いつの間にか姿を消していた。鈴仙は唖然とする。が、次の瞬間鈴仙に変化が起きた
「…え、え!?」
「はぁ!?」
「な…あれって、まさか我符!?」
鈴仙は、服は暗めの緑に、髪は対照的に明るめの緑になり、腕には短剣が付いた姿になっていた。ベルフェゴールは怒り混じりの声を出し、妹紅は我符の可能性を示唆した
「こ、これが…我符?」
『そうらしいね。俺は良く分からないけど』
「ふぇ!?」
『俺は【迅竜剣士リント】。よろしくな。鈴仙・優曇華院・イナバ』
「え、いや、その…」
鈴仙がたじろぐのも無理はない。リントも自分が恐怖に感じているオレカモンスターだ
「『ダーク』!!」
「不炎『フェニックスマント』!!」
その間にもベルフェゴールは魔法を放ち、妹紅はマントでそれを防ぐ。リントは鈴仙を促した
『ヤバそうだな…鈴仙、行くぞ!!』
「ええ!?…ああもう、こうなったらヤケクソよ!」
自暴自棄になりながらも、鈴仙は戦う事を決めた
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鈴仙のスペカの表現、無茶苦茶大変だろうな…
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我界戦士コウキ(プロフ) - ハロウィンPさん» 後々出るので、待っていてください (2016年6月23日 17時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ルーミアの我符version出して下さい! (2016年6月23日 16時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - サタン化け物かよ…!? ビリー『考えたアホはどいつだ。』 …俺です。 (2016年6月22日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ああ、考えてみると洒落にならんことになりそうだ…(paradise lostのルシファーとドゥン!!!!!のサタンだから) (2016年6月21日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - 我界戦士コウキさん» いいですねそれ! (2016年6月20日 17時) (レス) id: cb42e83a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年5月18日 7時