検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:13,379 hit

31st,sin 迅雷のdragonhuman ページ31

「やだ…来ないで…」

「これはよっぽど怖がってるわね…一体何があったらこうなるのかしら」

最早壊れ始めている鈴仙を見て、悪魔であるベルフェゴールも流石に少し可哀想だと思う。が、それでも対応は冷たかった

「ま、それなら捕らえてあいつとの交渉材料にしても良いかもね」

「ひっ…」

ベルフェゴールは手を伸ばし、鈴仙は更に後ろに下がる。その時

『キシャアアア!!』

「きゃう!?」

「え…」

突然翠色のドラゴンが現れ、ブレスでベルフェゴールを攻撃した。いきなり過ぎて鈴仙は戸惑う

「あれって…あの時の!?」

一方、何とか元のスピードに戻った妹紅もそのドラゴンを見付けた。それが魔神騎士パイロとの戦い(1回目)の時に助けてもらったのと同一である事に気付く

『…』

ドラゴンは一度攻撃してからはずっとその場で羽ばたいている。その顔は何かを探しているようだが、1人の少女を見るやいなや、急降下してきた

「えっ…やだ!来ないで!!」

その少女、鈴仙はそれに気付くと逃げようとする。だが、ドラゴンのスピードは鈴仙を圧倒的に上回っており、直ぐに追い付かれた

「いや…って、あれ?」

ところが、ドラゴンは鈴仙の身体をすり抜け、いつの間にか姿を消していた。鈴仙は唖然とする。が、次の瞬間鈴仙に変化が起きた

「…え、え!?」

「はぁ!?」

「な…あれって、まさか我符!?」

鈴仙は、服は暗めの緑に、髪は対照的に明るめの緑になり、腕には短剣が付いた姿になっていた。ベルフェゴールは怒り混じりの声を出し、妹紅は我符の可能性を示唆した

「こ、これが…我符?」

『そうらしいね。俺は良く分からないけど』

「ふぇ!?」

『俺は【迅竜剣士リント】。よろしくな。鈴仙・優曇華院・イナバ』

「え、いや、その…」

鈴仙がたじろぐのも無理はない。リントも自分が恐怖に感じているオレカモンスターだ

「『ダーク』!!」

「不炎『フェニックスマント』!!」

その間にもベルフェゴールは魔法を放ち、妹紅はマントでそれを防ぐ。リントは鈴仙を促した

『ヤバそうだな…鈴仙、行くぞ!!』

「ええ!?…ああもう、こうなったらヤケクソよ!」

自暴自棄になりながらも、鈴仙は戦う事を決めた

―――――――――――――――――――――――――

鈴仙のスペカの表現、無茶苦茶大変だろうな…

32nd,sin 狂気の迅竜剣士→←30th,sin 恐怖の再来



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

我界戦士コウキ(プロフ) - ハロウィンPさん» 後々出るので、待っていてください (2016年6月23日 17時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ルーミアの我符version出して下さい! (2016年6月23日 16時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - サタン化け物かよ…!? ビリー『考えたアホはどいつだ。』 …俺です。 (2016年6月22日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ああ、考えてみると洒落にならんことになりそうだ…(paradise lostのルシファーとドゥン!!!!!のサタンだから) (2016年6月21日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - 我界戦士コウキさん» いいですねそれ! (2016年6月20日 17時) (レス) id: cb42e83a82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月18日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。