検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:13,378 hit

28th,sin 植え付けられたtrauma ページ28

―迷いの竹林―

「ったく咲夜め、何で俺がこんな事を…」

咲夜に対する愚痴を出しながら、クドラクは迷いの竹林の中を歩いていた。永遠亭に薬の予備を貰いに行き、その帰りだ

「さっさと終わらせてまたクルースニクと戦わなきゃならねえのに、無駄な体力使わせやがって…ん?」

愚痴の途中で、クドラクは何らかの視線に気付いた。気になって周囲を見渡すも、誰も見付からない

「…気のせいか?まあいいや。それよりさっさと行かねえと。流石に『blackstampede』使う訳にはいかないけど…」

そう呟いてからクドラクは迷いの竹林を出ていった。それを見て、1人の少女が緊張を解いていた

「ふう…」

「…鈴仙、どうしたんだ?」

「ひゃう!?も、妹紅さんか…」

後ろから妹紅に声を掛けられ、少女…鈴仙は驚いた。気になった妹紅は鈴仙を追求する

「何やってたんだ?クドラクをずっと見ていたけど」

「い、いや別に…ただ、怖いって思って」

「怖い?」

鈴仙の言葉の中に含まれていた1つの単語に妹紅は反応した。鈴仙は妹紅に訳を話す

「2ヶ月位前に我符を持った姫様に攻撃されて、その時の事をどうしても思い出してしまうんです…」

「つまり、オレカモンスターにやられた事でトラウマになったって事か?」

「はい…バーンさんとか、明らかに味方って分かればいいんですけど、初めて見るモンスターに対してはどうしても…」

「…」

鈴仙の言葉に妹紅は腕組みをして考え始める。が、自分では結論を出す事が出来なかった為、バーンに聞いてみる

「バーンはどう思う?」

「うーむ…やっぱり、何らかの転機がないと難しいだろうな。それこそ、我符所有者になるとか」

「…敵側になったらどうするんだよ」

「そうなったら倒すだけだ」

「言ってる事が矛盾してやがる…」

「…」

静寂に包まれた竹林。だが、その静寂に終わりが迫っている事を誰も知らなかった

29th,sin 怠惰なる者→←27th,sin 従者



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

我界戦士コウキ(プロフ) - ハロウィンPさん» 後々出るので、待っていてください (2016年6月23日 17時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ルーミアの我符version出して下さい! (2016年6月23日 16時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - サタン化け物かよ…!? ビリー『考えたアホはどいつだ。』 …俺です。 (2016年6月22日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ああ、考えてみると洒落にならんことになりそうだ…(paradise lostのルシファーとドゥン!!!!!のサタンだから) (2016年6月21日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - 我界戦士コウキさん» いいですねそれ! (2016年6月20日 17時) (レス) id: cb42e83a82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年5月18日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。