3rd,sin 罪深きjealousy ページ3
―地霊殿―
「♪〜」
地霊殿の中を、空は鼻唄を歌いながら歩いていた。さとりに何か用があるみたいだが、その途中である事に気付いた
「…あれ?こいし様の部屋だよね、ここ」
こいしの部屋のドアが開いていたのだ。気になった空は隙間から部屋を覗く
「すぅ…」
「寝てる…?」
こいしが床の上で寝ていた。だが、地底では分かりにくいが今は昼。とても寝るような時間ではない
「…お空?どうした?」
「あ、ハヤテ」
そこにハヤテが歩いて来た。丁度いいと思った空は聞いてみる
「ねえ、何でこいし様は寝てるの?」
「こいしが?」
「うん」
そう言われたハヤテは腕を組み考え始める。どうやら、寝ている理由は分からないようだ。その時
「…揺れてる?」
「地震か…?いや、それにしては何かがおか…」
「ハヤテ!来て!!」
「「こいし(様)!?」」
地面が揺れ始め、二人は地震と思う。だが、いつの間にか起きていたこいしは、大急ぎで部屋を出た
「な、何で急に!?」
「分からん…でも、今は悠長な事をしている場合ではないか」
「ハ、ハヤテ!待ってよ!!」
ハヤテもこいしの後を追い、その後ろから空も着いてきた
―旧地獄街道―
「竜翼『ドラゴンバッシュ』!!」
『キシャァァァァ!?』
『グワァァァ!?』
一方、早苗と謎の大軍の戦いは、暗闇の風穴から旧地獄街道に移っていた。早苗はマントを竜の翼のように変え、大軍を攻撃する
「っ…数が多すぎますね。これじゃキリがない!」
『逆に言えば、奥にこいつらの親玉もいる。もしかしたら、神奈子が言っていた事の犯人もそいつかもしれないな』
「そうかもしれませんが…」
レオンの言葉に納得しながらも、数が減らない為早苗は焦り始める
「…お、お前は…」
「え!?ゆ、勇儀さん!?」
その時、近くに倒れていた勇儀が早苗に声を掛けた。傷だらけの勇儀に驚いた早苗は思わず近付く
「ど、どうしたのですか!?」
「…にやられた」
「…え?」
勇儀が告げた意外な人(?)物に、早苗は驚愕した
―地霊殿前―
「こいし!」
「こいし様!どうしたの…です…か…」
こいしに追い付いたハヤテと空はこいしに声を掛ける。だが空は、こいしの前に立つ者に驚きの声を上げた
服は藍色になり、槍を持っているが、その姿形は
「…増えたわね」
「な…あなたは…」
「私…私は『大罪の悪魔パルスィ』。嫉妬を司る悪魔」
完全に、水橋パルスィだった
4th,sin 力を持つ者と持たぬ者→←2nd,sin 灼熱地獄跡に潜む者
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我界戦士コウキ(プロフ) - ハロウィンPさん» 後々出るので、待っていてください (2016年6月23日 17時) (レス) id: d6b14aeea0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ルーミアの我符version出して下さい! (2016年6月23日 16時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - サタン化け物かよ…!? ビリー『考えたアホはどいつだ。』 …俺です。 (2016年6月22日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - ああ、考えてみると洒落にならんことになりそうだ…(paradise lostのルシファーとドゥン!!!!!のサタンだから) (2016年6月21日 17時) (レス) id: ef31bb07a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロウィンP(プロフ) - 我界戦士コウキさん» いいですねそれ! (2016年6月20日 17時) (レス) id: cb42e83a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:我界戦士コウキ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年5月18日 7時