人*獣*物*語 【神童拓人】

十八 ページ22

蘭｢……本当に良いのか？｣


拓｢あいつらがそう言うなら、仕方がないだろ…。｣


蘭｢…なんで、あのときお前はこの森にはいったんだ？｣


いまならもう…答えてもいいか…。


拓｢京介がいった通り、俺は財閥の跡取りなんだ。

だけど、俺はそことは血が繋がってないんだ。


俺は孤児院にいて、そこを拾われたんだって。


だけど、そのあと子供生まれてさ…

俺は要らなくなったんだ…。


だから、俺はいっつも部屋に閉じ込められてて…


そして、逃げたらあそこで倒れてたんだ…。


今から戻ったって…叱られて閉じ込められて終わりだよ…。｣


蘭｢…。
あ…。ついた…。
あとはここから行ける…。｣


拓｢有り難う…。
あいつらによろしく頼むな。｣


蘭｢……。｣

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蘭｢って、事なんだ…。｣


天｢…そんな…。酷すぎますよ。｣


茜｢なんとかならないのかなぁ…。｣


貴｢…部屋に戻る。｣


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龍｢ありゃあ、なんか考えとるぜよ。｣

水｢んだな。今はそっとしとこうぜ。｣


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貴｢………………。｣

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