【小説】能力者が通う学園 第二章【募集企画】

第59話 ｢ヒーローは遅れてやって来る｣ 小町小吉 ページ9

それは遅刻というにはあまりにも遅くまるで欠席の様であった｡
鈍く､疎く､そして大雑把すぎた時間管理は正にサボりだった｡

ってなぐらいに放課後に学校に来てしまった｡まぁ遅刻した理由は今から話す事なんだけど...


時は遡り今日の朝新学期早々遅刻はまずいと思い早めに起きたのが間違いだった。

何となくテレビニュースを見ていると銀行強盗の速報が流れていた。

場所は何とかバイクで行ける距離...

「親父、学校に遅れるって電話してくれ」

そう告げると俺は現場に向かった。その後は皆の想像通りに能力を使って犯人を捕まえてめでたしめでたし...

ってならなかったからこんな時間になってしまったのだ。

全く警察ってのはなんでいくら説明しても全然理解してくれないんだよ｡


そして今､先生にこっぴどく怒れちまった｡そこで修学旅行の話を聞いたのが､場所が奈良と京都か...

どうせなら海外にすれば良いのに...と思いつつもテキトーに部屋だの何だのを決めた。

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