第69話「早退」ルーナ ページ19
氷我と別れてすぐ階段を駆け上がって教室まで行った。
教室の中に入るとシアノは銀髪の……名前は忘れてしまったが、たしか桐斗と似たような能力の女と一緒にいた。
見た限りでは結構仲良さそうに喋っている。
「シアノ、先に帰るけど大丈夫？」
この様子だと大丈夫ではありそうだが…
「大丈夫！ シアノは仲良くなったの」
そう言って銀髪の女に抱き着くシアノ
やっぱり少し寂しそうな面影があるが、シアノが大丈夫だと言うのだきっと大丈夫なのだろう。それにあまり過保護になるのも良くないしな
「わかった、あんまり無茶言ったりしたら駄目だよ
其方の方もシアノをよろしくお願いします」
「ええ、勿論よ」
そうして俺はシアノの頭をくしゃりと撫でて教室を後にした。
後は職員室に寄って早退届けを出して来るだけだったが、廊下で教師を見つけたので「あまり体調が良くないので早退します」と言っておいた。まぁ、勿論嘘だが…これで職員室に寄る必要はなくなった。
その後階段を駆け下りて急ぎ足で生徒玄関に向かった。
「お待たせ、シアノは大丈夫だって」
「あっそ」
俺がそう言うと一瞬だけ目を見開く氷我。だが、すぐに何時も表情に戻って素っ気ない返事をする。
「(少しは心配なんだな)じゃあ行くか」
「ああ、ってわざわざ送んなくても大丈夫っての」
「大丈夫だ俺は元から送るつもりなんてない」
そう、送るつもりはないのだ。
「俺の家に連れて行くだけだよ」
「は？」
第70話「駄々ごね放浪者」桐島蓮→←第68話「退屈で…」哥欲祟
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八月 葉月(プロフ) - 大丈夫です。 (2018年3月19日 17時) (
レス) id: a11822cf5a (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 八月葉月さん» 一番最後に更新したの私なので二回連続はダメかと思って…すみません (2018年3月17日 11時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
八月葉月(プロフ) - みなさま、いつかかれるんですか？ (2018年3月16日 22時) (レス) id: ffe42a2329 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 終わりました！あと、だれかこの2人を班に誘ってあげてください… (2017年12月22日 22時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 更新します (2017年12月22日 22時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哥欲祟 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2017年11月19日 19時
