【小説】能力者が通う学園第二章【募集企画】 (ページ1)

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第51話「部屋決め」哥欲祟ページ1

教師が部屋割りの紙を黒板に貼った

そしてそのあとに来た女の子

…あの子は…リオの…妹ちゃんだっけ？

確か…月城アヤちゃん

あの子も少し気になるけど、今は皆部屋割りに夢中だな…

｢竜牙、どの部屋行くの？｣

｢俺がどこ行くかとか、詩織には関係ねえだろ…
性別違ぇんだから、部屋の階が違うっての｣

お前は俺が女に見えるのか、と言われてしまった

見えないよ、このイケメンめ！←

私は正直、誰と一緒でもいいかな

誰と一緒でも楽しそうだし

でも…繭ちゃんや醂や夢子と一緒なのが一番安心するなあ…

｢三階か～私はどっちの部屋にしようかなあ｣

部屋は階ごとに二つある

きっと皆、仲が良い子と一緒になるんだろうし…私は最後まで残って、最後にどっちかの部屋に入ろう

…出来れば、静かな人達が集まってる部屋が…いいな…

私って修学旅行の時、いっつも一番最初に寝ちゃう人だったし…

…いつもはお姉ちゃん気質振りまいてるのに、眠くなったらすやぁって寝ちゃうから変なんだよね、私

はあ…早く決まんないかな

まあ、部屋割りは結構難しいか

まだほとんど初めましての状態の人達と、一緒に楽しくお泊まりーなんて出来るわけないし

…まあ私は…竜牙の部屋まで近ければそれでいいや

竜牙のことは別に、男としては好きじゃない…けど心配
馴染めてるのか、とか
いじめられてないか、とか

…何だろ

…弟に会いたいな…母さんにも会いたい…

…おっといけない、部屋割りの様子を観察しておかないと…

どんなメンバーになるのかな～