第57話「見抜かれる心境と寂しい面影」桐島蓮 ページ7
氷我side
「今日は早退した方がいいかもな
傷も酷そうだし、無理して授業出てぶっ倒れたなんて事になったらお前も嫌だろ?
ついでに俺も帰るから、な?」
本当は出るつもりだった。具合悪くて帰りましたなんて弱い印象与えるからだ。でも実際は、繊細なのだ。それをどうにか隠したくても凛の目だけは誤魔化せなかった。いや、夢子も既に見抜いているはずだろう。
「わーったよ、帰る。あいつらにぶっ倒れて無様な姿だけは見せたくねぇし」
そう言い鞄を持って生徒玄関まで行くと凛が「少し待ってて」と言い氷我は「はいはい」と適当に返事をした。
シアノside
初めて仲良くなった凛がいなく、ほぼぼっち状態だったところ夢子が話しかけてくれた。気にかけて話してくれて嬉しかったし、聞き上手ですごく優しい人だと思ったのか話して何十分かでめちゃくちゃ懐いてしまった。
すると、教室のドアが開いて凛がシアノに「先に帰るけど大丈夫?」と声をかけた。
本当は凛と夢子と三人で話をしたかったけど、迷惑かけて要らない子になったら嫌だった。
「大丈夫!シアノは仲良くなったの」と夢子に抱きつくように嬉しそうに凛に言う。
凛が行ってしまった後少し寂しい気持ちになったのは内緒。
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八月 葉月(プロフ) - 大丈夫です。 (2018年3月19日 17時) (レス) id: a11822cf5a (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 八月葉月さん» 一番最後に更新したの私なので二回連続はダメかと思って…すみません (2018年3月17日 11時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
八月葉月(プロフ) - みなさま、いつかかれるんですか? (2018年3月16日 22時) (レス) id: ffe42a2329 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 終わりました!あと、だれかこの2人を班に誘ってあげてください… (2017年12月22日 22時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 更新します (2017年12月22日 22時) (レス) id: 0db5295b34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:哥欲祟 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年11月19日 19時