【小説】能力者が通う学園 第二章【募集企画】

第83話「引っかかってらァ」左側 ページ33

あのあと、散々質問攻めされて、俺は逃げた。

そう、逃げた。


能力使ってな！！！((



で、能力解いてそこらへん探索してたら蔓に絡まってるふわふわの女の子を見つけた。


「おーい、だいじょーぶーー？」

そう声をかけると人形みたいにこっちをみる女の子。


「どなたか存じ上げませんが、助けてくださいー」

よく見たら眠っている猫を抱いていた。


ふむ。


「わかったー」


ぶわっと能力を使い、羽を広げそこまで行く。


蛇の刃を使い、蔓を切るとそのまま背中に乗っけた。


「ありがとうございます、助かりました。」


「いーえ。このくらい礼にはおよばないよ」

そう言って、着地するとストッと猫を抱えてその子は背中から飛んだ。


そして俺も能力を解除した。


「それではまた。」



「うん、またね。」


……あ、名前聞いてなかったし教えてもなかった。

まぁ今度でいいかな。

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