13:隣に影が並んだ ページ13
.
「あー翔ならなんでもできそうだな！」
「あいつオーバーヘッドとかできちゃいそー…」
.
私のことはお構いなしにと"翔なら適任だな"と口を揃える高２の先輩たち。
あんた達は試合出たくないのかい！！
なんて思うけど、確かに風間先輩のポジションをできる選手はあまりいないしましてや絶対的レギュラーだった。
チーム力が下がってしまうのは嫌でも目に見えている。
.
「いや、けどなんで私なんですか！」
和也「あれ？"櫻井先輩のこと勧誘します！"って言ったの誰だっけ？」
あ…私先生に言ってたんだった…
雅紀「あ、じゃあ安心だね！」
「ちょっと、せんせ…」
和也「おい大倉ーいま部活中。監督、ね。監督」
「今そこいいから！」
和也「ってことで櫻井のことは頼んだから。じゃあこれで解散。月曜の朝練も遅刻すんなよ」
「ちょ…」
「「うっす」」
.
勧誘したい。入ってくれたら必ず夢に一歩近づく。
そう言ったけれど。
.
.
"サッカーなんて、くだらねえ"
.
ふと浮かぶのはあの冷たい声。
私なんかが言うんじゃな…
.
雅紀「Aちゃんが言わないといけないの」
.
「…え？」
気づけばもうみんなは荷物を持って帰る支度をしている。
雅紀「俺が言えばいいじゃん、って思ったでしょ？けどねそれじゃ意味ないの」
「どういうことですか…」
雅紀「んーいつかきっとわかるから。ね！あと１週間！！頼んだよ〜！」
.
今後のために、とかどうせそんなとこだろうという思いを映した夕焼け空。
.
潤「A、帰るぞ」
「あ、うん」
私が追いつくのを待ってから歩き出した潤と私の影が校庭に長く伸びた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みい(プロフ) - ゆかりさん» ゆかりさん、ありがとうございます！ なるべく早くサクサクとお届けしたいと思ってます…( ；∀；)お付き合いのほどよろしくお願いします◎(^^) (2016年9月29日 20時) (
レス) id: 77e9583d07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2016年9月29日 13時) (レス) id: 82e7161b7d (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - どさんこさん» どさんこさんこんばんは！ 翔さんやってきましたよーー！(`°ω°´)=ﾉ なぜか潤くんもスタメン起用されることになりいよいよ試合が始まります(^^) 関邪仁のシーンは完全おふざけです（笑）キャンジャニでもだすか？と迷ったんですがやっぱりそこはマツコちゃんで（笑） (2016年9月23日 18時) (レス) id: 77e9583d07 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - 翔さんきたきたきたーー！笑 ヒーローは遅れて来るってやつですね＊来ると信じてました！！サッカーする翔さん想像したら格好いいです☆マツコマネージャーにツボってました（笑） (2016年9月22日 23時) (レス) id: 4b4ca81c6c (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - どさんこさん» どさんこさん、ありがとうございます(o´` o) わわわ！他の方とはあまり被らないようにしているつもりなのですごく嬉しいです…！( ；∀；) 翔くんはこれくらいアメとムチを使い分けてほしいです（笑） (2016年9月19日 22時) (レス) id: 77e9583d07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みい | 作成日時：2016年7月23日 23時
