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私に任せて! ページ38

堀夏さんに血を提供しようと一念発起した私は、黎弥さんの案内で堀夏さんのいる部屋に向かう。すると前方に堀夏さんの部屋である白いドアが見え、その前に2つの人影があるのに気づいた。



「世界さん、澤さん!」

澤夏「!A、やっと起きたのか。でもどうして・・・」

黎弥「Aが夏喜に血を飲んでもらうって聞かなくて・・・、それで、夏喜の様子は・・・」

世界「相変わらずだよ。鍵がかかってるから僕の能力で入ってこれを渡そうとしたけど、要らないって言われてね・・・」



世界さんの手には血の入った瓶があった。どうやら部屋には入れたものの、飲んでもらえなかったらしい。



「これが、いつも堀夏さんが飲んでる・・・」

澤夏「いつもは動物の血だけどね。これは輸血された人間の血のやつなんだけど・・・」

世界「流石に動物の血だとあまり喉の渇きが癒えないらしいから持って来たんだけど・・・、本人があの調子だからね・・・」

「っ・・・、でもこのままじゃ堀夏さんは・・・」



どんどん衰弱していって、最後には___



世界「・・・Aちゃん、なっちゃんのことお願いしていい?」

黎弥「っ!」

澤夏「Aに、行かせるんですか?」

世界「もうそれ以外に手はないからね。それにAちゃんの幻の血だったら、なっちゃんも飲むかもしれない」



そう、私の幻の血なら堀夏さんの喉の渇きを癒すことが出来ると思っている。正直、また堀夏さんに拒否されそうで怖いけど・・・、そんなことを言ってる場合じゃない。



「はい、堀夏さんのこと私に任せてください!」

黎弥「・・・無理すんなよ?」

澤夏「気を付けてね。流石に襲ってくることはないと思うけど、今のなっちゃん、かなり気が立ってるから」



黎弥さんと澤さんから心配されていると、ドアの前に奇妙な穴が出現していた。どうやら世界さんが空間を繋いでくれたらしい。



世界「よし、開いたよ。念の為何かあったら僕に言ってね」

「はい!」



世界さんの言葉に強く頷くと、私は堀夏さんの部屋に続く空間の穴に飛び込んだ。

拒絶→←残る問題は・・・



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作品ジャンル:ファンタジー
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菜の花 - えむさん» コメントありがとうございます。この作品が大好きだと言ってもらえてとても嬉しいですし、ワクワクして頂けてるようで何よりです^_^これからも更新できるように頑張っていきます! (2021年7月13日 12時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - 突然のコメント失礼します。このお話大好きすぎて何回も読み返して、更新される度に次どうなっちゃうの〜!?とワクワクしています!これからも作者様のペースで更新していってください!楽しみに待っています(≧ω≦。) (2021年7月12日 7時) (レス) id: 5a5f8a5707 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - 童磨さん» そうですね・・・。今のところはほのぼのとした展開が続きますが、敵対グループや戦闘シーンはまだ先になりそうです・・・。一応急ピッチで更新しますのでもうしばらくお待ちください・・・! (2021年6月27日 17時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
童磨(プロフ) - いつ頃に戦闘シーンや敵対グループ出てきますか? (2021年6月27日 11時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - 菜の花さん» 全然作者様のペースで大丈夫ですよー!気長に読みたい派なので笑能力や吸血衝動など豊富な設定もあって何回読みなおしても面白いです! (2021年6月27日 0時) (レス) id: c818120593 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜の騎士 | 作成日時:2021年6月16日 0時

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