キミガイナイ

些細な喧嘩 ページ5

(北人side)

些細なことで、Aと喧嘩してしまった。

理由はAへの零音とか言う奴の告白。

その零音って奴、悪い噂があって。

女の子とっかえひっかえして、特に可愛いとか綺麗だとか決めてどっかに売る、みたいな。

だから次はAが狙われてる。

そのことを伝えようとしたのに、Aに勘違いさせてしまった。

北『なに、やってんだよ俺...』

Aが家に入って、俺はドアを見つめる。

ここで突っ立っていてもしょうがない、帰ろう。

...隣だけど。


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部屋に来て、ベッドに横たわり天井を見る。

さっきのことを思い出す。

...後悔しかない。

北『...ハァー、』

意地はって、謝らずにきてしまった。

つくづく自分が嫌になってくる。

北『泣いてるかな、A。』

それからどうやって話すか、色々考えてるうちに瞼が下がって気づけば朝になっていた。


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あの時Aにちゃんと謝って、ちゃんと教えてあげていたらあんなことにはならなかったはずなのに。

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