阻止そのよん ページ4
sideA
「それでは、次の有人島までお世話になる」
そう言ってぺこりとお辞儀をする
こちらが迷惑を掛けたのに、居候させてもらえるなんて、海賊もまだ捨てたもんじゃない
それにイッカクさんという美女もいる…！
ホテル暮らしよりずっといい
これほどに運の良い出会いがあるとは…
いや、自 殺に失敗している時点で私にとってはあまり良くないのだが
「ここは医務室だ
怪我人が出た場合の為、お前には別の部屋へ移動してもらう
部屋への案内をベポ、頼めるか
確か空き部屋があっただろ」
「アイアイキャプテン！
行こうA」
「嗚呼、ありがとう」
……てかなんでシロクマが喋ってるんだろう
彼に連れられ医務室を後にした
一方そのころの医務室(NOside)
ベポと共に部屋へ向かったAを見送るクルー達
だがイッカクだけはローに近づき口を開いた
「キャプテン」
「なんだイッカク」
「なんで女子部屋にしなかったんですか」
その言葉を聞き黙り込むロー
対応に困っているのが目に見えて分かったペンギンはローに同情の目を向けた
「……一緒がよかったのか」
「なんか面白そうじゃないですか？」
すごい話聞けそう、とはしゃぐイッカクに溜め息をつくロー
ローがクルーを振り回しているのと同じくらい、クルーはローを振り回しているのだ
「お前絶対寝不足になるだろ」
「なんとかします」
次の日から同室になるが二人して真っ黒なクマをつけることをまだ知らない
sideA
ポーラータングに居候して数日
2日目からはイッカクさんと同じ女子部屋で過ごし、快適さに歓喜していた
ベポ君をもふるロー君、それを微笑ましそうに見つめるクルーの皆
非常にほのぼのとした空間だった
だが忘れるべきではなかった
「敵襲ー！！」
曲がりなりにも彼らは海賊だということ
航海の途中、髑髏を掲げた船に喧嘩を売られた
一般人の私は船の奥に押し込まれ、終戦を待っている
はずだった
「嗚呼……面倒くさい、どっか行ってくれないかい」
喉元に突き付けられたソレを見ながら呟く
鋭さがないなぁ…
死ぬまでがロー君のより遅そうだし痛そう
「残念ながらそりゃ無理だ
今の戦場は近くの無人島
態々戦いから遠ざけるってことは戦闘要員じゃねぇんだろ？脅しの材料にしたら楽かと思ってな」
…いや私ただの居候で人質の価値もないのだけれど
誤解を解くのも時間の無駄だし、どうしてあげよう
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ハオリ(プロフ) - お久し振りです。また読んで頂けて嬉しいです〜！アイカはこの話だけのモブキャラ(にしたい)。うちの夢主見るからにメンヘラホイホイなので参戦して頂きました。いつか再登場する可能性もミリ… (6月23日 21時) (
レス) id: 63fc1d629d (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - 久し振りに私も、戻ってきたよ！アイカ？ONE PIECEキャラですｶ? (6月23日 20時) (レス) @page9 id: b5175e4557 (このIDを非表示/違反報告)
ハオリ(プロフ) - 夜叉さん» 「おや！私と心中を希望かい！！嬉しいねぇ、それじゃあ早速…あ、ロー君。……逃げようか！！」「コアラさん美しいよねぇ…何度か心中を申し込んでいるんだけれど断られてね…あーサボ君が羨ましい」 (5月25日 17時) (レス) id: 63fc1d629d (このIDを非表示/違反報告)
夜叉 - あっ、では私喜んで一緒に入水しましょ〜ダメなら私コアラのところまで浮気しますよ！ (5月25日 1時) (レス) @page8 id: 94a3032682 (このIDを非表示/違反報告)
ハオリ(プロフ) - 夜叉さん» もしヤベェ薬を飲んでも多分その日のうちに目覚めます。こいつはとんでもねぇ化け物だ。OD自殺を企てても大抵薬が効かないせいで未遂に終わります。入水等は運の良さ(悪さ)と生命力が相まっての結果ですね。 (5月19日 23時) (レス) id: 63fc1d629d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハオリ | 作成日時：2023年4月6日 6時
