【ヴィランズ】 Who is an enemy？―第二幕― (ページ21)

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俺はその夜、わざと魔法を使った。

やはりキラキラと音をさせて現れた。

CR「だから魔法は使うなと何回ｍ」

EF「頼む、助けてくれ」

相手の言葉を遮った。

目の前にいる3人は驚きはしたが、すぐに真剣な顔をしてくれた。

CG「ヴィランズが私たちに助けを求めるとは...それほど大切なことなのですか？」

EF「あぁ。.....友情のクリスタルが壊れた奴がいる。」

目大きく開く。

このことはそれほど大きいんだ。

クリスタルが1つでも欠けると人格が壊れる。

EF「最初はドッキリ的なノリでやったんだ。あいつが最近冷たいからって。でも.....あいつはそう思えず」

CB「壊れてしまったと。」

EF「よく考えれば、あいつは昔から孤独を嫌った。耐えられなかったんだ。」

CR「.....一つ聞いてもいいですか？何故、貴方は私たちの様な敵に頼むのですか？」

俺は考えるより前に口が動いたことに驚いた。

EF「俺が思う中で一番大切な奴だからさ。」

俺より驚いているのが3人だ。

CR「.....わかりました。私たちでクリスタルを直しましょう」

CB「ですが！直すにはその人の過去を知る必要があるんです。」

CG「その人の一番いい思い出を使って直しますからね。」

EF「わかった。」

俺からシオンのことを話す日がこようとは。

全ては、あの日から始まった。