明日私は消えるかも [BTS]

防弾さんとつばきさん。 ページ46

はぁ〜あ。

シロクマパンにどう話つけようかな。

防弾さんもあたしみたいな人間に関わりたくないだろうし。

あれ？今あたし何処で寝てんの？

もぞもぞしていると、耳元で低く甘い声がした。

SG「リル〜今日はみんなお仕事お休みだから、もうちょい寝てような。」

頭を撫でられた先には、ユンギさん？

「ギャーーッ！」

叫びながらベッドから転げ落ちると今度は…

JN「ヤー怖い夢みたのかな？おんまがいるから大丈夫だよリルちゃん。」

なんでこの人に抱きしめられる？

肩幅さんから離れようとするとよけいに強く抱きしめられおでこにポッポされた。

はぁあ〜？ポッポって、ポッポって！

「I am THUBAKI,you know!?」
なんであたし英語だよ！もうなんか無理ゲー！

JN「うわあっごめんなさい！」

今度はジンさんが叫び出して離れた。

ドタドタッガンッドタドタドタ

えっ足音恐怖しかないよ、なんなん？

ガチャン！

BTS「リルちゃん大丈夫っ？」

RM「あっ、ドアノブ。」

大声を聞いて駆けつけてくださったメンバーさんたち。

ひとり、ドアノブとhandshakeしたままの人いますけど、どゆこと？

「あのですね、今あたしTHUBAKIです。おはようございます、皆さん。」

TH「おはよTHUBAKI☆イヒヒ」

テヒョンさん以外アイドルがしちゃいけない顔してるけど、ユンギさんはダルそうに起き上がってニヤリ。

SG「面白れぇな、はよ。」

何故に冷静なのこやつは…侮れん。

SG「とりあえずリビング集合。ジニヒョン。トーストと目玉焼。」

JN「もう、ヒョンを敬いなさいよ。」

ジンさんを始め皆さんリビングへ。

あたしも行こうとすると、ユンギさんに手を引かれ反動でベッドに座ってしまう。

SG「水あるから、朝の薬飲んでからにしろ。」

小さなテーブルにはペットボトルと薬セット。

言われるまま朝の分を飲む。

SG「調子悪いとこねぇか？」

「はい、大丈夫です。」

SG「ん。じゃあそれ持ってリビングな。」

「はいっすみません！」

ははっと可愛い歯を見せて笑う。

ユンギさんはまだフラつくだろうからと手をつないでくれた。

確かにあたしが飲んでる睡眠薬には、朝にふらつきが残る物がある。

SG「勝手に説明書読んだ。悪いな。」

「いえ、有り難いです。とても。」

もしかして、実はめっちゃ面倒見がいい人？

SG「やっぱリルはリル、お前はお前だな。」

ふっ、と笑顔を向けられ調子が狂う。

その言葉の意味を知るのは、もう少し後になる。

脳内会議傍らに防弾さん。→←リルとつばき。

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