お風呂ト〜ク。 ページ41
*SGside
SG「リル、ちょっと前に詰めろ〜。」
どうやって一緒に湯船に入るか考えた結果、バックハグをする要領でリルの後ろに滑り込むことにした。
俺、彼女ともこんなことしたことないんだけどっ!
ん?腕にポヨンと何かが…あ、以外と胸あんじゃん。
じゃなくて!ワダイワダイ…
頭のなかでぐるぐる考えていると、リルが俺の手で遊びだした。
手をムニムニしたり観察したり。
そして急に左手首にちゅうされた。
…ちゅうされたっ?
リル「ゆんくんも、生きようって頑張ったんだね。」
もうすっかり薄くなった傷痕を撫でながら、リルは話始めた。
リル「ほら、リルの左腕。」
たくさんの傷痕。なかにはケロイドみたいになっているのもある。
俺はそれをゆっくり撫でた。
リル「んふふ。これはね、つばきちゃんが生きようとしたしるし。だからね、リルはこれ、きらいじゃないよ。」
SG「…うん。」
リル「リルはね、いちばんさいしょに生まれたの。ずっといっしょなのにっグスツつばきちゃんっのことっまもれなっヒックッ」
はじめて、リルが絞り出すように、泣いた。
SG「なぁ、リル。リルが生まれたのにはちゃんと意味がある。THUBAKIにとって必要な存在なんだ。だからそんなこと想って泣くな。リルも充分頑張ってるよ。」
こんな華奢な身体にどんだけ抱えこんでんだよ。
壊れて消えてしまわないよう、ゆっくり抱きしめた。
SG「ほら、泣きやめよ〜。俺が泣かせたみたいだろ?お?」
リル「泣いてないもん!」
リルは顔に湯をバシャバシャかけた。
そんなとこ、マジで子供だな。
SG「よし、あがるぞ。」
俺の後をトテトテついてくるひな鳥。
バスタオルを渡すとゆっくりだが自分で拭くみたいだった。
俺も自分を拭いて着替えはじめた。
ツッタタタタ バンッ
JN「リルちゃん、おんまが替えのおパンツ買ってき…うわあぁぁあっ」
リル「ありがとう、おんま☆」
SG「リル!濡れたままで抱きつかない!ジニヒョンはいきなりドア開けない!」
ジニヒョンはピンク色のパンツをおいて走り去った。
これ、また後でヤーヤーうるせぇやつじゃん…
とりあえず、リルが着替えるのを待ってタオルを頭に巻いてやって。
ご機嫌なリルと一緒にリビングへ向かった。
もう既にギャーギャーうるさい。
俺、ミンユンギ。
鼓膜を守りたいお年頃です。
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本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 良かったっす!!!!!「何言ってんだこいつ」と思われるのを覚悟していたので嬉しいですwwwけ、けけけ結婚!!!?私で良ければ!!!!!まったりしとるんですねwいえいえこちらこそ!!いつもお話書いてくださりありがとうございます(´∀`) (2021年7月5日 20時) (レス) id: f760c82735 (このIDを非表示/違反報告)
kira rin(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ナイス考察ありがとうございます!もう好きです結婚しません?(照)大事な会議のときは、まさにそんな感じですよ。人格たちがおしゃべりしているときは大きなテレビがある部屋でまったりしとります。僕自身の人格たちもそんな感じです。いつもありがとうございます! (2021年7月5日 4時) (レス) id: 0447791661 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - 脳内会議のとき、どうしても「エヴァンゲリオン」の会議のシーンが浮かんできて、なんか……好きです(語彙力) (2021年7月4日 9時) (レス) id: 91d6dd1b15 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - こちらこそ! (2021年6月24日 22時) (レス) id: f760c82735 (このIDを非表示/違反報告)
kira rin(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» あたしも、そのにおい好きっす。ふう、取り乱してm(_ _)mあなた様の言葉があたしの糧になります。今、存在してくれてありがと! (2021年6月21日 9時) (レス) id: 0447791661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kira rin | 作成日時:2021年6月9日 6時