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不安を他所にライブは無事終了した。
沢山の声援に包まれながら踊るダンスは今までのダンスよりも更に気持ちの良いもので、私の事を知って応援してくれるファンの人達が少しでも増えているのが凄く嬉しかった。
札幌から帰る新幹線の中で、たまたま隣になった中務君。じゃんけんの結果そうなったんだけど、これもいい機会かなって私から話しかけた。
『疲れたねー』
裕太「やな。」
『･･･。』
裕太「･･･。」
だめだ！会話が続かない。
これまで二人で話すことがほぼ無かったから、共通の話題もないしどういう風に話をすればいいのか分からない。
中務君も気まずそうな顔で、ぷいと窓の外に顔を向けてしまった。
そんな時、前に座っていた玲於と隼が声をかけてきた。
隼「食べますー？ポッキー」
裕太「おう、ありがとう」
玲於「それ俺のポッキーなんですけど」
『いいじゃん、ケチだな』
玲於「じゃあAにはあげねえ」
『なんでよ！』
そんなやり取りを聞いていた中務君は相変わらず窓の外を見たままではあるが、ふふっと僅かに笑みを浮かべた。
『中務君、あのね、この前も玲於がうちに来た時に私のぬいぐるみ乱暴に扱って･･･あ、そのぬいぐるみは直人さんに買ってもらったハリネズミのぬいぐるみなんだけど、』
裕太「ハリネズミ！？」
『ん？う、うん』
思いがけずに食いついてきた中務君。私が言いたかったのは玲於に対する文句何だけれど、まさかのハリネズミの方に興味があるようだ。
裕太「ハリネズミ･･･好きなん？」
『好きだよ、可愛いよね』
裕太「可愛ええよな、飼ってみたいねんけど中々手が出せへんねんな･･･なあ、今度そのぬいぐるみ見に行ってもええ？」
『え！それは全然いいけど、ぬいぐるみだよ？生きてないよ？』
裕太「分かっとるわ。笑
馬鹿にしすぎや。笑」
思いがけず共通の話題が見つかり、暫くニヤニヤが抑えきれなかった。
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (
レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか？作中のオリジナルのですか？ (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいこ | 作成日時：2018年3月21日 22時
