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控え室に戻り、シャワーを浴びようと廊下へと出ようとしたタイミングで3回ほどノックが響き、HIROさんとボーカル二人が顔を覗かせた。
『お疲れ様です！』
にこやかな表情の3人にAは思わずほっとする。いくら練習を重ねてきたとはいえ、常に不安は付きまとう。
HIRO「ご苦労さん。」
アツシ「お疲れ。良かったよダンス」
敬浩「おつかれい〜！」
ニコニコとしている前者二人とは違い、馴れ馴れしく肩を組んで祝福してくる敬浩さん。
『ほんとですか？ありがとうございます！』
HIROさんATSUSHIさんにお礼を述べながらも、頭ではこの肩にへばりつく男をどうやって剥がしてやろうかと考えていた。
力を込めてもびくともしない敬浩に、心の中で舌打ちをしつつ彼を引き連れながら控え室のパイプ椅子へと腰をかけた。
『いい加減離れてください。』
敬浩「いいじゃん〜！」
この男、顔こそ整っているものの性格はお調子者。
そのギャップが彼の人気の秘訣なのだろうが。
Aにとっては時たま鬱陶しい存在である。
ATSUSHIさんのそろそろ離してやれよの一言で仕方ないと言った顔をして敬浩はAの肩を名残惜しそうに離した。
HIRO「どうだった？初めての舞台は」
『はい、もう。んー...なんだろう。上手く言葉に出来ないんですけど。すごくすごく...感動しました！』
HIRO「そうか、これから色んな事があると思う。Aなら乗り越えられるって信じてるよ。デビュー日まで更にダンスの質を磨いていこう」
『はい！』
Aと3人が硬い握手を交わし彼らも控え室を後にした。
アーティストとしてのSAKURAの物語はまだ始まったばかりである。
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (
レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか？作中のオリジナルのですか？ (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいこ | 作成日時：2018年3月21日 22時
