一番星を見つけて

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そして初の単独でのライブ。
11月27日を皮切りに行われ、初日はZepp札幌で行われる。




前日から札幌に行き、入念なリハーサルが行われていた。
箱でやるのは初めてであり、私達のパフォーマンスを見にお客さんが集まることも初めてだった。




前日の夜、次の日の本番に向けて皆でご飯に行こうということになって8人全員で夜の札幌に繰り出した。




隼「何食べますー？」


龍友「焼肉」


メン「言うと思った、笑」




私にも意見が求められたが、特に希望もなく数原君の提案した焼肉を食べに行くことになった。





『ライブ前なのに大丈夫なんですか？』


龍友「炭水化物食べへんかったらいける」




･･･へえ、そういうもんなんだ。




龍友「てかさ、また敬語になっとるで」


『･･･あ』


龍友「はい、罰金な」


『えー笑』


玲於「A、メンさんが代わりに罰金払ってくれるって」


メン「何でだよ！笑」




同行していたマネージャーさんにあんまり騒ぐとバレるぞと言われながら、ホテルのすぐ近くの焼肉屋へと向かった。

バレちゃうかな？握手とか求められるのかな？とワクワクする彼らを他所に特に何事もなく焼き肉屋に到着し、皆ちょっとガッカリしていた。




『メンさんお酒飲みますか？』


メン「んーいいや。みんな未成年だし」



デビュー当時、成人していたのはメンディーのみ。あと一ヶ月後に誕生日を控える数原龍友が今年で20歳になる。




「いただきまーす！」




一日トレーニングとリハーサルに追われたメンバーはすごい勢いで白飯と肉をかき込んでいく。




そんな姿に圧倒されながらもAは端の席でチビチビとご飯を食べていた。




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