Stand firm ページ23
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そして翌日。
デビュー翌日から雑誌取材やテレビ取材でスケジュールがぎちぎちに詰まっており、早速ボイトレも始まる。
Aにとって初めてのマネージャーが付くことになり、今日から朝は迎えに来てくれるらしいのだった。
そんな忙しい一日の朝。
Aはというと、トイレに篭って暫く出てこれなかった。
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『・・・おはようございます』
「おはようございます。顔色悪いですよ?」
『あー・・・ちょっと吐いちゃって』
Aには特別にと付いたのは女性のマネージャー。私がそう言うと分かってましたと言わんばかりに薬を差し出してきた。
・・・おお、、流石。
楽屋入りすると今日一日行動を共にすることになる数原龍友と片寄涼太が既に到着していた。
二人共イヤホンを差し雑誌を読んだり歌詞読みをしているようだった。
片寄くんが私に気が付き、イヤホンを外してこちらへとやって来た。
涼太「おはよ。今日から頑張ろうね」
『おはよう。そうだね。』
涼太「あれ?なんか顔色悪いよ?」
『あはは・・・わかる?笑
ちょっと体調崩しちゃって』
涼太「え、大丈夫?ほら座って。始まるまで休んでな」
『ごめん、ありがとう』
数原君の隣の椅子に腰をかけるとようやく私に気がついた数原君はペコっと会釈してきたので私も同じように返しておいた。
涼太「めっちゃ集中してるね。笑」
『数原くん?』
涼太「そう。ほら、これから新曲も覚えなきゃいけないからさ。龍友くんはストイックだから」
『・・・私も頑張らなきゃ』
私がそう言うと片寄くんは少し眉毛を下げ、頑張りすぎないようにねと言った。
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めいこ(プロフ) - のりたまさん» ミスです。ご指摘ありがとうございます。 (2018年8月10日 22時) (レス) id: aeea69314b (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - コメント失礼します。 believe it outではなくてBRAVE IT OUTではないんですか?作中のオリジナルのですか? (2018年8月10日 21時) (レス) id: 0c9cd69501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年3月21日 22時